セレモニードレスは赤ちゃんのお宮参りの服として、退院着として出産前から購入を検討する方が多いと思います。
そこで今回は、セレモニードレスはいる・いらない派の意見や選び方のポイント、代わりになる服などをご紹介していきます。
【いる派】セレモニードレスが必要な理由
産後の退院時などに赤ちゃんが着る「セレモニードレス」。
本当に必要なのか、買わなくてもいいものなのか悩んでいるパパやママも少なくないと思います。
実は、先輩ママたちの間でも大きく意見が分かれる問題なのです。
まずはセレモニードレスを必要だと思う、【いる派】の意見を見てみましょう。
- イベントが華やかになる
- ドレス姿を写真に残せる
- 成長を実感できる
- 家族に晴れ着姿を見せたい
①イベントが華やかになる
セレモニードレスは次のような機会に着ます。
- 退院時
- お七夜
- お宮参り
- お食い初め
- 初節句
- 月齢フォト
- ハーフバースデー
こうしてリストアップしてみると、意外と着る機会があると思う方もいるかもしれません。
もちろん、すべての機会にセレモニードレスを着せなければいけないという決まりはありません。
しかし、このような機会のたびに、赤ちゃんに華やかなドレスを着せてあげることができます。
一生に一度のイベントを特別な晴れ着で過ごせるというメリットを感じますね。
②ドレス姿を写真に残せる
イベントと言えば、必ずと言っていいほど写真を撮ります。
また、成長の早い赤ちゃんには、その時その時に今だけの可愛さがあります。
赤ちゃんにとっても家族にとっても特別な写真を、特別なドレスを着て撮ることができる点は、セレモニードレスを買うメリットであると言えるでしょう。
フォトスタジオでの撮影もありますが、イベントごとにスタジオで撮影することを考えると、予算的にはセレモニードレスに軍配が上がります。
③成長を実感できる
セレモニードレスを着ていると、「退院時にはぶかぶかだったドレスが、お食い初めの時にはちょうどいいサイズ感になっていた」ということもあります。
このように、同じドレスを複数のタイミングで着ることにより赤ちゃんの成長を実感できるメリットも。
また、2wayオールタイプのドレスを選んでおくと、成長に合わせて着方も変えることができます。
④家族に晴れ着姿を見せたい
赤ちゃんのドレス姿を家族に見せたい!という場合もあるでしょう。
また、見たいと言われるパターンも。
普段着と違い、正装であるドレスには特別感があります。
可愛い孫の晴れ姿を見たいという親の気持ちを叶えることができたという先輩パパママの声もあります。
いる派には以上の意見が多く見られました。
【いらない派】セレモニードレスが不要な理由
「セレモニードレスは不要」という意見もあります。
【いらない派】の意見は主に次の通りです。
- すぐにサイズアウトしてしまう
- 他の服へ予算を回したい
- 季節に合わない
- ドレス以外の服で代用できる
セレモニードレスは普段着に比べ、着用回数が少ないながら価格も高価です。
もう少し詳しく理由を見てみましょう。
①すぐにサイズアウトしてしまう
赤ちゃんの成長は早く、あっという間に体が大きくなります。
また、成長には個人差もあるため、数か月後にどの程度の身長・体重になっているかはわかりません。
セレモニードレスを買ったものの、一度しか着ないままサイズアウトしてしまうこともあり得ます。
せっかく買ったのに…と後悔することは避けたいですよね。
②他の服へ予算を回したい
セレモニードレスは、商品にもよりますが普段着に比べて高価です。
数回しか着ないドレスを買う予算で、気に入った普段着を複数揃えられることもあるかと思います。
購入を迷っている場合、パパママが納得できる予算の使い方をするのが一番です。
③季節に合わない
セレモニードレスには冬向けの物や夏向けの物も販売されています。
しかし、複数回着用しようとしたときに、毎回気候とドレスが合うとは限りません。
「せっかく着せたのにおくるみを巻いていたら結局見えなくなってしまった」、「着せたい機会に暑く(寒く)、着せられなかった」ということも。
実際に着られそうな回数を考えて購入しないという選択もアリでしょう。
④ドレス以外の服で代用できる
ドレスを買うまでは行かなくとも、代用できるテイストの服を買っておく方法もあります。
白を基調としたカバーオールや2wayオールを用意する方も少なくありません。
普段着にも着られるデザインの服を選べば、ちょっとしたお出かけやおめかしの際にも着ることができます。
また、2着用意しておけば気温にも左右されにくくなりますよ。
このように、いる派もいらない派も、どちらも詳細を見ると納得できる意見となっています。
セレモニードレスはどこで買う?
セレモニードレスを用意する場合、どのような方法があるのでしょうか。
スタンダードにネットや店頭で購入する方法の他にも、レンタルやおさがりを活用する方法もあります。
セレモニードレスはどこで買える?
最も多いのは、セレモニードレスを買うという選択肢です。
購入先には実店舗またはネット通販が挙げられます。
実店舗では次のようは販売店がありますよ。
- 西松屋
- アカチャンホンポ
- ベビーザらス
- 各ベビー服ブランド店
- 百貨店
また、ネット通販では次のような購入先が考えられるでしょう。
- 楽天市場
- ヤフーショッピング
- Amazon
- ZOZOTOWN
- 西松屋オンライン
- アカチャンホンポ通販
- トイザらス・ベビーザらス
- ベルメゾンネット
- minne、creemaなどのハンドメイドショップ
- メルカリ、ラクマなどのフリマサイト
- ショップリスト
オンラインショップでは商品数が豊富で選べる幅が広い反面、実物を見ることができず生地感やサイズ感を確認することができません。
オンラインショップで比較検討し、可能な場合には店舗で実物を確認すると間違いないでしょう。
セレモニードレスはレンタルもできる
セレモニードレスはレンタルすることも可能です。
質の良いドレスを、購入するよりもお手頃な価格で着られます。
ドレスが手元に残らなくてもよいという方にはおすすめの方法です。
セレモニードレスをレンタルできるサイトは、いくつかありますよ。
ナイスベビー
ナイスベビーはベビー用品全般のレンタルを扱うサイトです。
種類が豊富で、商品によっては新品もレンタルできます。
レンタルと合わせ買いでお得に購入できるプランや、汚れや破損を弁償しなくても良い「安心サポート」が用意されています。
破損してしまった場合でも無料で交換してくれるサービスです。
(往復送料は注文者負担・一部対象外商品あり・部品や説明書の紛失は実費請求あり)
RENCA(レンカ)
RENCA(レンカ)は、着物やドレスなど、お祝い着のレンタルを扱うサイトです。
和装がメインのためセレモニードレスの種類は多くありませんが、華やかなデザインのドレスが用意されています。
衣装1点につき+1,000円払うと、予測不可能な事態により発生した汚れや破損を弁償しなくてもよい「安心パック」に加入できます。
レンタルする場合の注意点
赤ちゃんは予想外の行動をすることも多いですよね。
レンタルを利用する場合は補償内容の確認を忘れずにしておきましょう。
運営企業によっても内容や金額が異なります。
必要に応じていくつかのサイトを比較検討するのもおすすめです。
体調が予測できない赤ちゃんのことを考えて、キャンセル対応についても確認しておくと良いでしょう。
セレモニードレスはお下がりをもらうという人もいる
セレモニードレスをお下がりでもらうという方法もあります。
両親が赤ちゃんの時に着たドレスを綺麗にとっておいてくれたり、サイズアウト後に友人が声をかけてくれたりする場合です。
いずれの場合も、綺麗なまま譲り受けることが多いでしょう。
お下がりを着せる・着せないという点ではいろいろな意見があるかと思いますが、我が子の赤ちゃん姿は今だけです。
パパママ共に納得のいく方法を選んでくださいね。
セレモニードレスの代わりはある?お宮参りは何を着ていく?
セレモニードレスを購入しない場合、代わりになるのはどのような服装なのでしょうか。
ドレスを購入しなくてもお宮参りを素敵に演出できる服装についてお伝えします。
女の子の場合
女の子の場合、普段着としても着られるデザインながら華やかで可愛らしい服は多く見かけます。
中でも次の商品はドレスを用意しない場合にもおすすめです。
セレモニースタイ
「セレモニースタイ」とは、レースや刺繍をふんだんにあしらったスタイのこと。
セレモニースタイに、同じくレースや刺繍のあるロンパースやカバーオールを合わせれば、ドレスを用意しなくても華やかな装いになります。
しかし、セレモニースタイ+ロンパース(カバーオール)の組み合わせは着丈が短くなります。
着丈の長いセレモニードレスに比べると、引きで撮る写真は少しボリュームが少なく感じるかもしれません。
チュールスカート付きロンパース
赤ちゃんの胸元から下にかけてチュールスカートのようにレースやフリルが付いたロンパースを着るのもおすすめです。
レースやフリルが目立つので華やか。
そして、セレモニードレスよりも普段着寄りのデザインになっています。
和服デザインのカバーオール
袴風デザインのカバーオールを着るのも良いでしょう。
和風のカバーオールは、お宮参りはもちろん、初節句の時にもぴったりの装いです。
近年人気の商品なので、西松屋にも取り扱いがあります。
しかし、女の子の場合、白を基調とした袴風カバーオールがあまりありません。
赤やピンク地に花柄のデザインが多くなるので、白にこだわりたい人には向かないかもしれません。
男の子の場合
男の子の場合、デザインカバーオールがドレスの代用としておすすめです。
2種類のデザインカバーオールを紹介します。
襟付きや蝶ネクタイ付きカバーオール
襟や蝶ネクタイが付いたデザインのカバーオールなら、フォーマルな雰囲気になるでしょう。
デザインも豊富なので我が子に合った一枚を探すことができます。
また、シンプルなベストを重ねて羽織るのもおすすめ。
赤ちゃんの体温調節を助けてくれるアイテムにもなります。
和服デザインのカバーオール
男の子用の袴風カバーオールも販売されています。
男の子は女の子に比べて白を基調にしたデザインも多く、選びやすいと思います。
もちろん、お宮参り以外に初節句や月齢写真を撮るときにも活躍してくれますよ。
夏や冬の注意点
冬用や夏用など、季節によって生地の違うベビードレスと異なり、デザインカバーオールは生地の違いがあるものは少なくなります。
そのため、気温によっては肌着やおくるみなどでしっかりと調節してあげる必要があるでしょう。
ベストが一枚あると空調による冷え・暑さにも対応しやすくなります。
普段着としても活躍してくれるので用意して損はないはずです。
セレモニードレス選びのポイントは?
実際にセレモニードレスを選ぶときのポイントについて説明します。
セレモニードレスは、専用の商品を着せなければいけないというわけではないので、基本のポイントを押さておくことで幅広く選ぶことができるでしょう。
失敗しないセレモニードレスの選び方
セレモニードレスを選ぶときに押さえておきたいポイントは次の通りです。
- 色
- 素材
- サイズ
- デザイン
以下でそれぞれ詳しく解説していきます。
色
セレモニードレスの色は白が基本です。
もともとセレモニードレスはキリスト教での洗礼式で赤ちゃんが着るドレスを指します。
「神様の前では何色にも染まらない白いドレスを」という起源があり、今もセレモニードレスと言えば白いドレスのことを言うのです。
まだ生まれたばかりの赤ちゃんがこれからどんな色にもなれるように、白いドレスを着せると思うと素敵ですね。
ちなみに、白以外を着せてはいけないという決まりはありません。
近年は赤ちゃんが着るカラードレスも販売されています。
パパママが好きな色を選んでOK。
素材
赤ちゃんの肌に優しく、季節に合った素材のドレスを選ぶのがおすすめです。
セレモニードレスには「春夏用」「秋冬用」「オールシーズン用」があります。
夏用は通気性が良いコットン・メッシュ・ガーゼ・パイル生地などの素材を使用。
秋冬用は、厚みがあり風を通さないフライスやベロアなどの生地が使われています。
オールシーズン用はシルクやポリエステルなど、幅広い季節に着用できるような生地になっています。
サイズ
セレモニードレスのサイズは50~70cmです。
産後の退院時とお宮参りだけに使うのであれば、50~60㎝がおすすめです。
ぴったりなサイズの方が赤ちゃんも動きやすく快適に過ごせます。
お宮参り後も長く使いたいなら70㎝までに絞って選ぶとよいでしょう。
しかし、念のためにと大きなサイズにしすぎると、新生児のころはかえってぶかぶかになってしまいます。
また、サイズだけでなく、ドレス丈も写真写りに影響してくるので注意が必要です。
デザイン
セレモニードレスのデザインは、大きく分けて2つあります。
「ツーウェイオールタイプ」と「ドレスタイプ」です。
ツーウェイオールタイプの特徴は次の通りです。
- 足元をスナップで留めればロンパースタイプになる
- おむつが替えやすい
- 日常使いできる商品もある
また、ドレスタイプは次のような特徴があります。
- フリルやレースがふんだんに使われた華やかなデザイン
- Aラインシルエット、裾は開いている
- 繊細な作りで日常使いには向かない
- ツーウェイオールタイプの上にドレスタイプを着る商品もある
上記の特徴を踏まえて、セレモニードレスをどのように使いたいかによって選ぶと良いでしょう。
女の子のセレモニードレス選びのポイント
女の子の場合、より可愛らしいデザインを選びたいのであれば、重ねレースが施されたドレスや花柄刺繍のドレスを選ぶと◎
特に、細かい刺繍のあるドレスは繊細で華やかな印象になります。
シンプルで上品なドレスを選びたい時は、大きめのリボンがついたデザインや小物がセットになった商品を選ぶと単調になりすぎないのでお勧めです。
男の子のセレモニードレス選びのポイント
男の子の場合は、フリルや装飾は控えめなドレスが人気です。
タキシードタイプや、淡いブルーのドレスを選ぶのもおすすめ。
襟付きや、セーラー服タイプだとキリっとした印象を与えてくれるはずです。
もちろん定番のフリルが付いたホワイトのドレスを選んでもOK。
性別ごとのポイントを紹介しましたが、男女によってデザインが限定されるわけではありません。
パパママが着て欲しいと思うドレスを着てもらうのが一番です!
後悔のしない選択を
セレモニードレスを買おうかどうか迷う方は多いと思います。
しかし、「やっぱり買えば良かった!」「写真を撮っておけば良かった!」と後悔する人もいます。
そのため、「迷ったら買う」という選択がおすすめです。
セレモニードレスを着る機会は少ないですが、不要になったら知人に譲ったりフリマアプリで売ったりすれば無駄にはなりません。
ぜひとも後悔しない選択になるよう、今一度検討してみてくださいね。
子どものイベント関連記事
赤ちゃんが出産してからは、以下のようにイベントが目白押しです。
開催時期 | イベント |
---|---|
出産後7日目 | お七夜 (命名式) |
産後1ヶ月 | お宮参り |
産後100日 | お食い初め (100日祝い) |
産後半年 | ハーフバースデー |
産後1年以内 | 初節句 ・端午の節句 ・桃の節句 |
産後1年 | 一升餅・選び取り (1歳の誕生日) |
各イベントに関する以下の記事もぜひチェックしてみてくださいね。