おもちゃを捨てるタイミングを決めておかないと、家がおもちゃで溢れてしまいます。
今回は、おもちゃを捨てる基準やタイミング、大量のおもちゃや古いおもちゃの処分方法をまとめましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
おもちゃを捨てるタイミングや基準は?

部屋を見渡すと目に入るたくさんのおもちゃ。
子どもの成長や生活スタイルを考えると、手放すことも必要ですね。
しかしおもちゃの処分は決してカンタンなことではありません。
そこでまずは、おもちゃを捨てる基準についてお話していきたいと思います。
捨てる基準は3つ
おもちゃを捨てる基準は、以下の3点です。
- 壊れている
- 小さい子向け
- 飽きてあまり遊んでいない
おもちゃを捨てる基準はご家庭で決めるのが一番ですが、基準がないご家庭や迷ってしまう方は、この3つの視点で考えてみると良いですよ。
また、この基準に達したからといてすぐに捨てなくてももちろん大丈夫です。
遊んでいなくても、捨てるのを嫌がる子には「一時保管箱」を用意しましょう。
箱に入れ、見えないところに1ヵ月ほど置いておくと、手放しやすいですよ。
おもちゃの見直しにおすすめな3つのタイミング
おもちゃの見直しにおすすめなタイミングは、以下の通りです。
- 新しいおもちゃが手に入ったとき
- おもちゃ箱がいっぱいになったら
- 家の大掃除に合わせて
子どもの成長に合わせて買うおもちゃは、ある程度処分をするタイミングを決めておかないとどんどん増えてしまいます。
しかし、遊んでいなくても「持っているだけで嬉しいおもちゃ」もあるかもしれません。
おもちゃを捨てるときは、まず「子どもに確認」してくださいね。
例えば家の大掃除などでは子どもを「必要なおもちゃ・捨てても良いおもちゃを分別する担当にする」といったことをするとスムーズですよ。
おもちゃの処分方法&ゴミの分別

いらないおもちゃの中には、捨てるのがもったいないものもあると思います。
おもちゃは「捨てる」以外にも処分の方法があるため、まずはどういった方法があるか確認してみましょう。
- 自治体で処分(分別して捨てる)
- フリマで売る
- リサイクルショップで売る
- 知人に譲る
- 寄付をする
このように、おもちゃの状態に合わせて処分方法を考えてみると良いでしょう。
実際にどのように処分するのか、以下で確認してみましょう。
おもちゃの処分方法①自治体で処分
自治体で処分というのは、一番カンタンな処分方法です。
おもちゃの素材で、ゴミの種類を分別します。
おもちゃゴミの分別
分別 | 素材 | 具体例 |
---|---|---|
燃える ごみ | プラスチック 紙 布 木 ゴム 革 | ぬいぐるみ 人形 積み木 ブロック 色えんぴつ クレヨン CD | 布絵本
燃えない ごみ | 金属 ガラス 磁石 | 模型 ラジコン ゲーム機 キーホルダー ビー玉 マグネット | ミニカー
粗大ごみ | 30cmを超える (ごみの袋に 入らないもの) | 歩行器 滑り台 ブランコ ジャングルジム オルガン | メリー
資源ごみ | ミックス紙 本 ダンボール | おもちゃが 入っていた箱 | 絵本
有害ごみ | 乾電池 リチウムイオン電池 | 電池 |
燃えるゴミ
絵本、ぬいぐるみ、積み木、ボール、ブロックなど「紙」「布」「木」「ゴム」「プラスチック」は燃えるゴミです。
「プラマーク」があるものはプラスチックゴミです。
燃えないゴミ
「金属」「電池を使うおもちゃ」は燃えないゴミです。
粗大ごみ
メリーやジャングルジムなどの大きいおもちゃを有料で処分できます。
縦・横・高さのいずれかが、30cm以上のものを粗大ゴミとする自治体が多いです。
既定のサイズ内に分解できれば、燃えるゴミ・燃えないゴミのいずれかに出せます。
粗大ゴミの手順は以下の通りです。
- 自治体の粗大ゴミ受付に連絡する
- おもちゃの大きさや種類を伝えて処分費用を教えてもらう
- スーパーやコンビニなど自治体指定の店舗で粗大ゴミチケットを購入する
- チケットに必要事項を書いて回収日に指定の場所へ出す
自治体によっては、処理場に直接持ち込める場合もありますので事前に確認しましょう。
おもちゃの処分方法②フリマで売る
フリマには「対面」と「ネットアプリ」があります。
外出先で対面のフリーマーケットをのぞいたことがある人もいるのではないでしょうか。
対面フリマのメリット・デメリットは、以下の通りです。
対面フリマのメリット
- お客さんとのコミュニケーションが楽しめる
- お金のやり取りが直接できる
対面フリマのデメリット
- 出店中は、時間と場所にしばられる
- 商品の持ち運びや、売り場の準備が必要
- 場所代がかかる
準備に手間暇がかかりますが、対面でのやりとりはメリットもたくさんあります。
また、ネットアプリには「メルカリ」「ラクマ」「ヤフオク!」「PayPayフリマ」「ジモティー」などがあります。
ネットフリマのメリット・デメリットは、以下の通りです。
ネットフリマのメリット
- スマートフォンひとつで、簡単に出品できる
- 利用者が多く、買い手がみつかりやすい
- すきま時間に出品作業ができる
- 名前や住所を匿名にすれば、個人情報がもれない
ネットフリマのデメリット
- 梱包・発送の作業が必要
- 非対面でのやり取りのため、トラブルが発生しやすい
- 早めの対応(発送、返信、値下げ交渉など)を求められる
- 販売手数料と、銀行への振り込み手数料がとられる
(ジモティーで対面取引の場合は、手数料なし)
おもちゃの梱包や発送作業を、一人で行うのは大変です。
そのため、場数をふんで出品作業に慣れていきましょう。
また、ネットフリマでは写真や文章だけで購入を判断することになるため、トラブルも起きやすくなります。
おもちゃの状態などは細かく説明する、汚れている・壊れている部分があれば必ず写真を載せるなどして、トラブルにならないよう注意しましょう。
おもちゃの処分方法③リサイクルショップで売る
リサイクルショップでは、物が多いければ出張で買い取りにきてくれることもあります。
フリマと比べると梱包・発送作業をしなくてよいので、気軽に売買することができますよ。
リサイクルショップのメリット
一番のメリットは「短時間でお金が手に入る」こと。
お店におもちゃを持っていくと、すぐに査定してくれます。
提示された金額に納得できれば、売買成立です。
リサイクルショップのデメリット
デメリットは「買い取り金額が自分で決められない」こと。
思ったより安い値段しかつかなかった…となるかもしれません。
値段がつかないものでも、無料で引き取ってくれる場合があります。
処分の手間がかからないのは嬉しいですね。
おもちゃの処分方法④知人に譲る
思い出のつまったおもちゃでも、知っている人になら、安心して譲れるのではないでしょうか。
「このおもちゃ、いりませんか?」と、身近な人に声をかけてみましょう。
手放したあとのおもちゃの様子が聞けるのは、知り合いとのやり取りならではですよ。
ただし、相手が欲しくないものを無理矢理押しつけるのはNGです。
また、譲るおもちゃはなるべくキレイにしてから渡すなど、配慮も忘れずに。
おもちゃの処分方法⑤寄付する
おもちゃは寄付先によって「無料」と「有料」のところがあります。
持ち込み可の団体は無料で引き取ってくれる
幼稚園や保育園、児童館などで、寄付を求めているかもしれません。
受付へ直接持ち込めば、無料で引き取ってくれる団体もありますよ。
寄付したい団体があれば、まずは電話などで確認してみましょう。
ただし、汚れがあったり一部破損していたりするおもちゃは、受け付けていない可能性もあります。
事前におもちゃの状態をきちんと伝えることも大切です。
送料の負担や募金などが必要な寄付先
郵送する場合は、梱包キットの購入や送料の負担が必要です。
おもちゃ以外にも、まだ使える日用品を受け取ってくれる団体もあります。
- おもちゃ以外(文房具やランドセル、日用品など)も送りたいなら
「ワールドギフ」「ECO Trading」など - 寄付先を選びたいなら
「いいことシップ」「KIFUcoco」など - ワクチン募金に興味があるなら
「セカンドライフ」「リバティー」「リボーンプロジェクト」など
複数の寄付団体があるので、自分の考えにあてはまる寄付先を選ぶとよいでしょう。
大量のおもちゃを処分したい!無料の引き取りサービスはある?

大量のおもちゃを無料で処分したいときは、2つの方法があります。
- 自治体のゴミ回収を利用
- おもちゃ買い取り専門店を利用
自治体のゴミ回収を利用
1つ目は「自治体のゴミ回収」に出すこと。
捨てることになりますが、無料で手間いらずです。
おもちゃ買い取り専門店を利用
2つ目は「おもちゃ買い取り専門店」への依頼。
「トイズキング」「買取専門店トレジャー」「ジャングル」など、多数の専門店があります。
買い取り方法には「宅配買い取り」と、自宅まで来てくれる「出張買い取り」があります。
宅配買い取りの手順は以下のとおりです。
- 査定の申し込みをする
- 段ボールにおもちゃを入れて発送する
(ほとんどの店舗で、梱包キットと送料が無料) - 買い取り金額がふり込まれる
こうした手順を踏めば、大量のおもちゃを一気に処分することもできますよ。
ただし、返送をお願いする場合は「返送料」が必要な会社もあります。
手数料や送料については、申し込み前に必ず確認しておきましょう。
ちなみに、返送料が無料の会社は「カイトリワールド」「おもちゃ買取ドットJP」などがあります。
おもちゃを捨てるのも大切なしつけ

子どもの気持ちを聞かず、勝手におもちゃを捨てるのは、しつけではありません。
遊んでいないおもちゃでも、捨てるのは子どもにとって大きな決断です。
子どもの気持ちを受け止め、捨てる経験を通して、子どもの成長をサポートしましょう。
- いるもの、いらないものを選び「判断力」を身につける
- 「のこったおもちゃを大切にする」気持ちを育てる
おもちゃを捨てるときに大切なのは「子どもに納得してもらう」ことです。
子どもがおもちゃを捨てたがらないときは、なぜかと理由を聞いてください。
パパやママは「おもちゃを捨てる理由」をきちんと伝えましょう。