知育玩具としても注目される紐通しおもちゃは、何歳から使えるのでしょうか?
今回は、1歳から始めた方が良い理由とおすすめの紐通しおもちゃ6選をご紹介していきます。
紐通しはどんなおもちゃ?

紐通しは、穴に紐を通していくおもちゃです。
紐通しおもちゃのタイプは大きくわけると、
- パーツに紐を通すタイプ
- ボードに紐を通すタイプ
の2つがあります。

紐通しおもちゃはいつから始める?1歳や2歳でもできる?

紐通しいつから始めるのが良いのでしょうか?
紐通しおもちゃを扱う年齢について解説していきます。
紐通しおもちゃの対象年齢
紐通しおもちゃの対象年齢は、2歳からとなっているものが多いです。
2歳というのは自我がめばえ、なんでも自分でやりたがる時期です。
紐が穴に通せたときの「達成感」は、子どもの自尊心や自立心を育てますので2歳には始めたいですね。
1歳から始めるのもあり
ただし、子どもの成長によっては1歳から初めてもよいでしょう。
1歳といっても1歳後半になり、ある程度大人が話したことを理解して指示通りに行動できるようになってからが目安です。
子どもの成長は一人ひとり違うため、その子に合わせておもちゃを選ぶことが重要です。
紐通しに関しては、早く始めることで弊害はありません。
早く始めればその分、発達や刺激を促すことができます。
そのため、子どもが興味を持ったら1歳半頃からスタートすることをおすすめします。
初めての紐通しは大きいパーツを選ぼう
最初は大きい穴のパーツから始めましょう。
また、紐の先に棒をつけるなど、紐を通しやすい工夫をしても良いですよ。
やわらかい紐のあつかいが難しい子には、木の棒にパーツを通す「棒通し」もおすすめです。
ただし、パーツの大きさによっては誤飲の危険があるので、遊ぶ際は必ずパパやママが子どものそばについてください。
4歳ごろは小さいビーズも通せるようになる
4歳前後になると、複雑な指の使い方ができるようになります。
おもちゃのビーズのように小さいパーツや、見本と同じ図案をつくる紐通しにもチャレンジしてみましょう。
人気の紐通しおもちゃおすすめ6選

紐通しおもちゃは何種類も商品がありますが、それぞれの良さは違います。
以下では、Amazonなどのレビュー数、売れ筋などを参考にして作成した「人気の紐通しおもちゃおすすめ6選」をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ジスター(GESTAR) 天才のはじまり 知育玩具 ブロック
ジスターは一般的なブロックと違い「ゴールを決められた作品」を作るのではなく、「自由に作りたいものを作る」知育玩具です。
棒刺し遊びや紐通しなど、多様な遊び方を楽しめますよ。

ジスターについては以下の記事でより詳しい内容を解説していきます。
こちらも合わせてご覧ください。

CORPER TOYS 木製 紐通し おもちゃ
7個の乗り物(タクシー・バイク・自転車・ パトカー・救急車・バス・自動車)、人、家のブッロクパーツとひものセットです。

約4㎝のパーツなので、子どもが口に入れないよう気をつけて遊びましょう。
- 紐の先に木の棒がついているので、初めて紐通しをする子でもビーズに通しやすい
- のりものの名前が覚えられる
- 「あかいくるま」のように、色や言葉を覚える練習ができる
- パーツは、おままごとや見立て遊びにも使える
ボーネルンド ベルダック ファンラーニング ひもとおし「どうぶつのパレード」
6個のどうぶつブロック(ライオン、さる、カバ、しまうま、ぞう、キリン)、ブロックと同じどうぶつのカード6枚、ひも、つけはずしできる木製スティックのセットです。

カードや木製スティックを使うと、遊びのはばが広がります。
手や指の使い方にあわせて、少しずつレベルアップできる紐通しです。
- どうぶつの名前が覚えられる
- 最初は木製スティックをひもにつけ上手になったら外してレベルアップ
- うら返したカードをめくり出てきたどうぶつの順番に紐を通す
- どうぶつによって穴の長さがちがうので、手や指の動かし方を工夫する
紐通しおもちゃ Bacolos 150個セット
どうぶつ、道路標識、たべもの、数字、たし算、天気、人など全部で150個のブロックパーツと、木の棒がついた10本の紐のセットです。

ブロックの種類が豊富にあるので、紐通し以外にもさまざまな遊び方ができます。
紐が10本もあるので、パパやママ、お友だちも一緒に遊べます。
ほかの人が作っている様子をみて「順番をマネして、同じのをつくろう」「こうしてみたらどうかな」と、想像力が広がりますよ。
- 1から150までかぞえる
- 数字だけ・食べ物だけなどブロックを種類別にあつめる
- 赤・ピンク・黄色など色別にあつめる
- おままごとに使う
ハバ ひもとおし カラービーズ いろんなかたち 72ピース
丸、四角、円盤などさまざまな形のパーツが6色ずつと、2本の紐がセットです。
特徴として「パーツや穴が小さめ」「同じ形が6色ある」ことがあげられます。

約70個とピースの数が多く、紐も2本あるので、家族やお友だちと一緒に楽しめます。
同じ形や色だけでネックレスを作るのも楽しいですよ。
- 手や指の器用さや根気よく集中する力が身につく
- パーツによって穴の長さがちがうため難易度の調節ができる
(円盤パーツのように穴が短いほうが簡単) - 色や形あつめができる
KREMERS(クレマーズ) チーズとネズミのひも通し
穴の開いた三角のチーズに、ネズミの顔がついた棒つきの紐を通します。
穴に通しやすく誤飲の心配もすくないので、はじめての紐通しにおすすめです。

ネズミがチーズを食べる道順に決まりはありません。
子どもが思いつくままに「試行錯誤」しながら取り組めます。
- チーズをよく見て、次に通せる穴をさがすので「観察力」と「考える力」がつく
- 1つの穴は1回しか通れないので、紐がからまらない
- 3~4歳になると、紐を穴に戻してほどけるようになる
はじめての紐通しには「大きい穴」と「棒がついた紐」のおもちゃをおすすめします。
そして、上手になったら「小さい穴」や「いろいろな形のパーツ」に挑戦です。
子どもの「達成感」を大切に、段階づけをしていきましょう。
紐通しおもちゃのメリット

紐通しは知育にもよく使われるおもちゃです。
それは、以下のような3つのメリットがあるからです。
- 手先が器用になる
- 集中力がつく
- あきらめない子になる
紐通しおもちゃのメリット①手先が器用になる
紐通しおもちゃは、パーツやボードを目で見て紐を穴に入れるために手や指を動かすため「目と手の協調」が上手になります。
手先が器用になると、ボタンのつけはずしやお箸や鉛筆の持ち方など、今後必要となる手先を使った活動に役立ちますよ。
紐通しおもちゃのメリット②集中力がつく
じっと穴を見つめて紐を通していくためには、集中力が欠かせません。
そのため、子どもの好きなデザインの紐通しであれば「集中し続ける練習」にもなります。
紐通しおもちゃのメリット③あきらめない子になる
紐通しおもちゃでは、穴に紐が通るたびに「できた!」という達成感を得ることができます。
達成感は自信につながり、子どもの自己肯定感につながるります。
この達成感をつみかさねることで「目標のために頑張る力」が育ちますよ。
紐通しのモンテッソーリ教育におけるねらいや効果

モンテッソーリ教育には「本物の体験」「手や道具をつかってお仕事をする」という方針があります。
そのため、紐通しは「両手をうまく使えるようになるお仕事」の1つとして捉えることができるのです。
モンテッソーリ教育での紐通しは「縫いさし」につながる
モンテッソーリ教育では、ボードタイプの紐通しに慣れた3歳ごろから、本物の針と糸を使った「縫いさし」活動をはじめます。
縫いさしには、編み物用の先が丸いとじ針、中細の毛糸や刺繍糸、画用紙、穴をあけるための目打ちが必要です。
Amazonなどのネット通販でもこうした必要な小物がセット売りになっている商品がありますので、こういったものを活用するのがおすすめです。
縫いさしのやり方
- 画用紙に図案をかく
- 最初は直線やジグザグ、慣れたらイラスト
- 図案に、等間隔で穴をあける
- 針に糸を通してたま結びをする
- 穴から穴へチクチクと縫っていく
縫いさしは最初はむずかしいですが、だんだん完成度の高い作品が作れるようになります。
本物の道具をつかい、子どもの「自立心」を伸ばしていく教育方針です。
この縫いさしの準備段階として紐通しおもちゃを活用することが考えられます。
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