引っ越しや妊娠を機に、ソファの検討をする人も多いでしょう。
そこで今回は、子育てにソファはいるのかいらないのか、メリットやデメリット、子育てでの活用シーンをまとめました。
また、子育てにおすすめの安いソファを3つご紹介します。
子育てにソファは必要?メリットまとめ

妊娠や出産を期に家具や家電の購入を検討する人は多いですよね。
そんな中、
「子どもが産まれるけれどソファは必要なの?」
「子どもがいたらソファって邪魔にならない?」
と思う人もいるでしょう。
大人がくつろぐ場所として最適なソファですが、お子さんがいると購入を迷うこともあるでしょう。
そこで以下では、子育て世代の家にソファがある際のメリットをご紹介します。
ソファのメリット
- くつろぐ場所ができる
- 部屋にメリハリがうまれる
- 子どものプレイスペースができる
- 子どもとテレビの距離をとれる
- 床の冷たさを感じない
- 膝や腰の負担が軽減する
- 家族の会話が増える
- 来客時に腰かけてもらえる
くつろぐ場所ができる
子育てをしていると、少しでいいから座りたい、横になりたいという場面が多くあるはず。
そのようなときにソファがあれば、寄りかかったり寝転んだりしてリラックスできます。
椅子に座っても完全に脱力はできず、床に寝ると身体が痛くなることもありますよね。
ソファのような全身を預けてくつろげる場所があると、短時間でもしっかり休息できますよ。
部屋にメリハリがうまれる
ソファを、リビングとダイニングの仕切りとして使えば部屋にメリハリができます。
食事をする場所とくつろぐ場所とを区切ることで、子どものダラダラ食べ防止にも。
「食べるときは食べる」「遊ぶときは遊ぶ」というメリハリをつけられるでしょう。
子どものプレイスペースができる
ソファを置くことで子どものプレイスペースを作れます。
もしソファがなければ、おもちゃが部屋中に散乱しお片付けが大変なこともあるでしょう。
ソファの座面をプレイマットとして使える「フロアソファ」なら、硬くないため赤ちゃんでも安心して遊ばせられますよ。
子どもとテレビの距離をとれる
お話がわかる年齢の子には「ソファに座って観てね」と、テレビから離れての視聴を促せます。
子どもはテレビが大好きで、テレビに接近して間近で観ていることもありますよね。
「ここで観てね」と床を指しても小さい子には理解しづらいですが、ソファという明確な場所があれば分かりやすいでしょう。
また、ソファは座り心地がよいため、自分から喜んで座りに行く子もいるようですよ。
床の冷たさを感じない
ソファに座れば真冬でも床の冷たさを感じなくてすみます。
マットやラグを敷いているご家庭も多いでしょうが、それでも冬は床が冷えますよね。
身体が冷えると、心身共にリラックスできないこともあります。
忙しい毎日でも、子どもが寝ているあいだにソファに座って温かい飲み物を飲めばホッと一息つくことができますよ。
膝や腰の負担が軽減する
産後は、赤ちゃんを抱えての立ち座りを繰り返して、膝を痛めることがあります。
また、長時間の抱っこにより腰痛を訴える人も多いです。
そのため、ソファがない場合、床へ座ったり、床から立ち上がったりする動作は、膝と腰に大きな負担がかかります。
しかし、ソファに座れば膝腰への負担がかなり軽減されますよ。
家族の会話が増える
家族が居心地の良いソファに集まることで、自然と会話が増えたという人もいるようです。
子どもとゆっくりと会話する時間を、なかなかとれない人も多いでしょう。
そのような中で、ソファに集まる時間だけでも子どもと向き合って会話ができれば、お子さんもきっとうれしいはずです。
来客時に腰かけてもらえる
ソファがあると、来客時に腰かけてもらえます。
もしソファがなくてもローテーブルや座布団、座椅子等を用意すれば問題ないですが、来客側からすると少し落ち着かないことも。
また、祖父母など年配の方は、床に長時間座っていると足腰の負担になる可能性もあります。
そのような点からも、ソファがあると来客にも居心地よく滞在してもらえるでしょう。
子育てにソファはいらない?デメリットまとめ

「子どもがいてもソファが欲しいけれど、デメリットも気になる!」そんな方のために、子どもがいながらソファを持つデメリットもご紹介します。
ソファのデメリット
- 子どもの遊ぶスペースが狭くなる
- 子どもがケガをする心配がある
- 床掃除をしにくい
- 衛生面に気をつける必要がある
- 物置になってしまう
子どもの遊ぶスペースが狭くなる
ソファは置くと部屋が狭くなり、子どもの遊ぶスペースが少なくなります。
しかし、子どものプレイマットとしても使える「フロアソファ」や座面を広げられる「ソファベッド」なら、子どもの遊び場としても使えるうえに、大人もくつろぐことができますよ。
子どもがケガをする心配がある
ソファで考えられる子どものケガは、ソファからの転落や、硬いひじ掛けや脚に頭をぶつけてしまうことでしょう。
そのため、お子さんが小さいうちは座面が低い「ローソファ」や、硬い素材の部分がないソファを選ぶことをおすすめします。
また、万が一転落したときのために、ソファの下にジョイントマットなど厚みのあるものを敷いておくと安心です。
床掃除をしにくい
ソファによっては、床掃除がしにくいというデメリットもあります。
とくにソファの脚が短いものや、脚がないものは掃除機をかけにくいでしょう。
そのため、ソファの下はクイックルワイパーをかけ、脚のないソファは移動させて掃除する必要があります。
そのような点から、ローソファの場合はあまりに重すぎると掃除が面倒になるため、大人1人でも動かせるくらいのものを選ぶとよいですよ。
衛生面に気をつける必要がある
子どもがいると食べこぼしや飲みこぼし、ミルクの吐き戻し、クレヨンでの落書きなど、ソファが汚れるシーンはとても多いです。
そのため、水拭きができる合皮製のソファやや、布製であればカバーが洗濯できるカバーリングタイプがおすすめです。
また、布製はダニや埃のケアも必要になります。
ダニを捕獲するダニシートの使用や、掃除機をかけるなどしてハウスダスト対策も行うとより安心ですよ。
物置になってしまう
ソファがいつのまにか物置に……ということも珍しくありません。
座る場所もなくなるくらいなら整頓したほうがよいでしょうが、物置として意外と便利なときもあります。
例えば掃除機をかけるとき。
床にあるおもちゃなどの一時避難場所にすれば、時間もとらずにサッと掃除機をかけられます。
また、少量の薄手の洗濯物をソファに並べて乾かしている人もいるようですよ。
座る以外にも様々な使い方ができるのがソファの良い所ですね。
子育て中にソファが必要になる時期や具体的な活用シーン

大人がくつろぐ以外にも、実は多くの活躍シーンがあるソファ。
むしろ、子育てしていると子どものお世話をするときに「ソファがあってよかった」と思うことが多いかもしれません。
実際には、次のようなシーンでソファは大活躍します。
ひとつずつご紹介していきますね。
- 授乳のとき
- 寝かしつけのとき
- 赤ちゃんをあやすとき
- 子どもが体調不良のとき
- おままごとをするとき
授乳のとき
赤ちゃんに授乳するときにソファが大活躍します。
とくに産後間もないころは、赤ちゃんやママにとって丁度よい姿勢やミルクの角度が分からず、肩も首も背中も痛い……そんな人も多いはず。
もしそれを床に座った状態で1日何回も続ければ全身がバキバキになってしまいます。
しかし、ソファに身体を預けリラックスした姿勢で授乳すれば、無駄な力が入らないため、ママの身体の負担を少なくできますよ。
寝かしつけのとき
抱っこでしか寝ない、布団に置いたら起きてしまうという赤ちゃんも多いですよね。
そんな赤ちゃんの寝かしつけに「ソファがあってよかった!」と思うママが多いようです。
もしソファがなければ抱っこしたまま床に座るか、立ったままになりますが、それではママへの身体に負担がかかります。
寝かせた後にどうしても布団で寝ないときには、そのままソファで抱っこして自分は少し休憩する、そのようにソファを使うことができますよ。
赤ちゃんをあやすとき
赤ちゃんを向かい合わせに抱っこしてソファに座り、コミュニケーションをとるときにも使えます。
まだ1人で座れない赤ちゃんも、抱っこして顔を見ながらあやしてあげれば、それだけでニコニコ。
そのようにしてお歌をうたうと、機嫌がよくなる赤ちゃんも多いですよ。
子どもが体調不良のとき
体調不良のとき、ずっと抱っこしないと泣く子もいます。
赤ちゃんなら軽いですが、1歳を過ぎ10kgを超えた子を抱っこし続けるのは大変ですよね。
そんなとき、ソファにもたれて抱っこすると泣き止んだという声も。
また、風邪のときは鼻が詰まり寝にくいため、抱っこでしか寝なくなる子もいるようです。
その場合も寝かしつけにソファが使えたという声があります。
このようなことから、子どもが体調不良のときは、とくに活躍するといえますよ。
おままごとをするとき
子どもが大きくなると、ソファをテーブルやお店に見立てておままごとをするようになります。
床で遊ぶとたくさんのおもちゃやパーツが散乱しますが、ソファの上なら部屋中が散らかることもありません。
お片付けもラクチンで親もうれしいですよね。
買う前にチェック!後悔しないソファ選びのポイントは?

ソファを購入したあとに「こんなはずじゃなかった……」と後悔したくないですよね。
そこで、子育て世代がソファを選ぶ際のポイント3つをご紹介します。
- 素材で選ぶ
- 安全性で選ぶ
- 大きさで選ぶ
- 価格で選ぶ
素材で選ぶ
ソファの素材は主に天然皮革、合成皮革、布の3種類があります。
天然皮革はダメージには強い一方、クリームを塗るなどこまめなメンテナンスが必要です。
また、水分が染みこむとシミになって残ってしまうことも。
そのため、小さなお子さんがいるご家庭では、扱いやすい合成皮革か布製がおすすめです。
以下では合成皮革と布のメリット・デメリットをご紹介します。
合成皮革
合成皮革のメリットは、水分に強く水拭きが可能で、ホコリやダニも防ぎやすいところです。
掃除が拭き取りのみで完了するため、子どもが汚してもお手入れが簡単です。
一方デメリットは、伸縮性がないため、摩擦や衝撃で経年劣化しやすい点でしょう。
ただし表面がボロボロになっても、布製カバーをつけて使う方法もあります。
布
布のメリットは、カラーバリエーションが豊富で選択肢が広がるのと、通気性が良いところです。
また、キズが目立ちにくいため、子どもがキズつけても安心。
デメリットは、水や汚れに弱く、ダニが発生しやすい点です。
しかし撥水加工されているものや、ソファ本体から取り外して洗濯できるカバータイプを選べば、お手入れしやすくなります。
ダニを捕獲するダニ捕りシートを使用するのもおすすめですよ。
安全性で選ぶ
ここでの安全性というのは、主に子どものソファからの転落と、子どもがソファの硬い部分にぶつかるのを防ぐことを指します。
それぞれどのような点に気をつければよいか解説していきます。
転落防止のために
子どもの転落を防ぐためにはソファの脚がない「ローソファ」を選ぶのが安心です。
しかし、脚ありの「ハイソファ」を検討している方もいるはず。
そのような方には、ソファの脚が取り外し可能でローにもハイにもなるものがおすすめです。
お子さんが小さいうちはローソファとして、大きくなればハイソファとして使用できますよ。
また、万が一転落してしまったときのために、ソファの下には厚めのマットを敷くとより安心です。
ソファへのぶつかり防止のために
硬いひじ掛けや脚に子どもが頭をぶつけてしまうと、とても危険。
そのため、脚やひじ掛けが硬い素材のものは避けるか、対策した方が安心です。
木部が出ていないか、もし出ているのであれば角が丸くなっているかチェックしましょう。
とがった角には、コーナーガードでカバーする方法もあります。
大きさで選ぶ
お部屋に置いて圧迫感が出すぎないか、家族全員で座るのか、また今後の家族構成などを考慮しながら選びましょう。
座面奥行は600mm以上あると、ゆったり座れてくつろげますよ。
価格で選ぶ
子どもと生活する上で、どんなに頑張ってもソファは汚れてしまう可能性が高いでしょう。
赤ちゃんが吐き戻しをしたり子どもが飲みこぼしをしたり、ソファを拭いたりカバーをかけたりしても、限界は訪れます。
子どもがソファを汚してしまったときに、高いソファを選んでしまうとショックは大きいものです。
逆に、安く買ったものであれば、ある程度汚れたところで買い替えも検討しやすいでしょう。
大人だけの生活ならデザインや素材を重視すべきですが、小さい子どもがいる間は、あまり高いソファを買うのはおすすめできません。
ブランドものでは無く、「アイリスプラザ」や「ニトリ」、「無印良品」といったお手ごろ価格でソファが買えるショップを選ぶのが良いでしょう。
汚れても気にならない!子育て世帯におすすめの安いソファ3選

今回は、汚れても精神的ダメージが少ない安いソファをピックアップしました。
子育て世帯のおすすめのソファを厳選して3つご紹介していきます。
アイリスプラザ ソファ 2人掛け EJ-2107
座面幅約113cmの2人掛けソファは、限られたスペースでも無理なく置けます。
クッション性の高いウレタンを全面にたっぷり使用。
座り心地も良いと評判のソファです。

形が自在に変えられるカジュアルソファ(ツバサ3 GY) 布
部分ごとに角度を変えて形が変えられるニトリの人気ソファ。
1人なら寝転んでくつろげますし、2人なら並んでくつろげます。
タンスのゲン ソファーベッド 3WAY 2人掛け ハイバック クッション2個付き
3つのスタイルを選ぶことができる3wayソファ。
背もたれは14段階のリクライニング仕様で、自分好みの角度に変えられます。
赤ちゃんとのお昼寝やリビングでテレビを見てゴロゴロするのにちょうど良いソファです。