ロディは、ユニークな外観が人気の乗物玩具。
体幹が鍛えられるなど多くのメリットがある一方で、使い勝手や利用範囲に限界があるという声も。
この記事では、ロディのメリットとデメリットをまとめ、その特徴を解説していきます。
ロディは必要?メリットまとめ
馬をもチーフにしたおもちゃ、ロディ。
キッズスペースや児童館などにあり、目にしたことがあるパパやママも多いのではないでしょうか。
ロディは子どもの発達を考えて作られたバランスボールですが、実際にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
まずは、ロディのメリットから見ていきましょう。
- バランス感覚が養われる
- 体幹が鍛えられる
- 天気を気にしないで遊べる
- 長い期間遊べる
バランス感覚が養われる
ロディは子どもの発達を考えて作られたバランスボールです。
バランスボールなのでグラグラしていて、常にバランスがとりにくい状態です。
ロディに乗るには転ばないためにバランスを取らなければならないので、自然にバランス感覚を養うことができます。
体幹が鍛えられる
ロディに乗る姿勢を維持することで、体幹が鍛えられます。
体幹が鍛えると、正しい姿勢になり、動きが安定するため運動がスムーズになり運動能力がアップします。
そのため、スポーツするときのパフォーマンスが向上します。
また、正しい姿勢が維持できるようになることで、学習意欲も上がることが期待できます。
天気を気にしないで遊べる
ロディは室内で遊べるため、天気を気にせずに体を動かせます。
雨の日や寒い冬、猛暑日などは外で遊べませんよね。
しかし、家の中にいるだけでは元気いっぱいの子どもは飽きてしまいます。
ロディがあれば、天気や気温に関係なく家の中でも体を動かして遊べますよ。
長い期間遊べる
ロッキングベースを付ければ、小さい子どもでもロディに乗って遊べます。
また、成長にともなってスピーディローラーを付ければ、足で漕いで遊ぶこともできます。
子どもの成長に合わせて、長い期間遊べるのもロディのメリットです。
ロディはいらない?デメリットまとめ
子どもに人気のロディ。
夢中になって遊ぶ子どもを見ていると「楽しそうだし購入したいな……」と考えるパパやママもいることでしょう。
購入する際には、デメリットも知ったうえで、検討すれば後悔しません。
そこで以下では、ロディのデメリットをご紹介します。
- けがの危険がある
- すぐに飽きる可能性がある
- 騒音でトラブルになる可能性がある
- ゴムの臭いがする
- ほこりやゴミがつきやすい
- ロディを置く場所が必要
けがの危険がある
ロディは子どもの発達を考えて作られたバランスボールですが、不安定です。
上手にバランスが取れない子どもは、乗ろうとしてそのまま横に倒れてしまうこともあります。
周りに家具などがあると、体を打ち付けてしまいけがをすることも。
子どもがロディで遊ぶときは、周囲が危険でないかをチェックして、倒れても支えられる近い距離で見守りましょう。
すぐに飽きる可能性がある
おもちゃというのは、どうしても子どもとの相性があります。
そのため、最初は喜んで遊んでいたのにすぐ飽きて遊ばなくなるということも。
特にロディの場合、飽きてしまったときに他に使い道がない&邪魔になるサイズというのがネックですね。
騒音でトラブルになる可能性がある
ロディは子どもが乗ってはねて遊ぶ玩具。
それゆえ、集合住宅の場合は騒音でトラブルになる可能性もあります。
1階に住んでいる場合は気にしなくても良いかも知れませんが、2階以上に済んでいる場合は下の階の住人に迷惑がかかる可能性もあります。
厚めのマットを敷く、遊ぶ際にうるさくなりすぎないように子どもに注意をするなど、配慮が必要となるでしょう。
ゴムのにおいがする
ロディを買ったママたちの意見で多いのが
- 外国のチョコレートのようなにおいがする
- 甘いにおいがする
- においがきつい
というものです。
においが気になるときは、水洗いをしたりウエットティッシュで拭いたりしてみると良いでしょう。
それでもにおいが気になる場合は
- 遊び終わったら廊下に置いておく
- 換気のいい場所に置いておく
など置く場所を工夫する必要があります。
時間がたてば臭いも気にならなくなるという意見もありますが、感じ方には個人差があるため、ニオイに敏感な方にはそもそも購入をおすすめできません。
ほこりやゴミがつきやすい
ロディは塩化ビニルという素材でできているため、ほこりやゴミがつきやすいというデメリットがあります。
ただし、ほこりがついても拭き取りやすい素材なので、気になったときにサッと拭けば特に大きな問題にはならないでしょう。
ロディを置く場所が必要
ロディの大きさは、よこ約54cm×高さ約54cmです。
子どもが乗って遊ぶおもちゃのため、他のおもちゃに比べるとサイズが大きく、置く場所を取ります。
部屋が狭い場合は、ロディを置くと生活しにくくなることも。
購入するときは置く場所を考える必要があります。
ロディは何歳から使える?
公式サイトではロディの対象年齢は、2歳以上となっています。
その理由は、公式サイトにて以下のように述べられています。
ロディを膨らます際に必要な空気詮の誤飲の可能性や、転倒せずにバランスを取ることのできる発達年齢を考慮し2歳以上の表記をしております。
引用:RODY STORE
ロディは基本的に2歳から使える
しかし、2歳以下の子どもはロディで遊べないのか、というとそうではなくロッキングベース(オプション)を付ければ、小さい子どもでもまたがって乗れます。
ロディ&ロッキングベースセット
ただし、年齢はあくまでも目安です。
成長や発達には個人差があるため、子どもが安全に使えると判断したタイミングで使用を検討するのが一番です。
子どもがロディで遊んでいるときは、バランスを崩したときにすぐに手を差し伸べられるように近くで見守るようにしましょう。
ロディの処分方法は?
子どもが成長して遊ばなくなったロディ。
思い出もつまっているので、捨てるのも気が引けます。
そんなときはリユース(繰り返し使うこと)をしましょう。
ロディはリユースできる
ロディではリユースプロジェクトをしていて、遊ばなくなり寄付されたロディは全国の保育園・幼稚園・児童館などへ送る取り組みをしています。
公式サイト:Rody(ロディ)公式ブランドサイト
そのため、まずは「捨てる」という処分方法ではなく、リユースを検討するのがおすすめです。
ロディリユースの手順
ロディリユースの手順をご紹介していきましょう。
ロディに穴などがなく空気を入れて安全に遊べるか、汚れがないかを確認し、汚れている場合は汚れを拭き取ります。
空気を抜いて梱包し、郵送または回収協力店に持ち込みます。郵送の送料は自己負担です。
届いたロディがリユースできるか空気を入れてチェックし、リユース可能であればアルコール消毒をします。
全国の保育園・幼稚園・児童館などへ送られます。
リユースできない場合は自治体のゴミとして処分
汚れがひどい、穴が空いているなど、リユースできない場合には自治体のゴミとして処分をすることになるでしょう。
ロディはPVC(ポリ塩化ビニル)という素材でできているため、基本的には空気を抜いて可燃ゴミ(もえるゴミ・燃やせるゴミ)として分別して処分します。
ただし、自治体によってゴミの分別は違うため、必ず利用する自治体の分別ルールに従って処分をするようにしてくださいね。