授乳ケープは外出時にあると便利なアイテムですが、「いらない」「結局使わなかった」という声も中にはあります。
そこで今回は、授乳ケープのメリット&デメリットを徹底調査。
さらに、授乳ケープの代わりとして代用できるおすすめアイテムもご紹介していきます。
授乳ケープは必要?メリットまとめ
赤ちゃんが産まれると、いつも授乳の時間や場所を気にしながらの外出になります。
母乳育児の場合、外出先に授乳室がないことがわかっているときや、義理の実家やお友達の家に行くときなどは困りますよね。
そんなときに重宝するのが、授乳ケープです。
以下に、授乳ケープのメリットを4つまとめました。
- 授乳の時間に縛られずに外出できる
- 移動中でも授乳できる
- 上の子がいても安心して外出できる
- 赤ちゃんが授乳に集中できる
授乳の時間に縛られずに外出できる
赤ちゃんが小さいほど授乳する回数が多いですが、その度に授乳室を探すのはとても大変です。
また、事前に授乳室があることを調べていても、当日授乳室が空いていなかったり、赤ちゃんが想像とは違う場所で泣き出してしまったりする可能性もあります。
そんなときに、授乳ケープがあれば問題が解決します。
さらに、授乳室がある施設以外への外出でも安心できるというメリットもあります。
移動中でも授乳できる
出産後しばらくは外出するつまりはないし……。
妊娠中はそんな風に思うこともあるかもしれません。
しかし、
- 生後すぐから生後1ヵ月の間の検診のとき
- 里帰り出産の方が自分の家に帰るとき
- 生後1ヵ月過ぎのお宮参りのとき
など産まれたばかりの赤ちゃんとともに、移動をしなければいけない機会は意外と多いものです。
その場合、車や新幹線、飛行機など移動中に授乳が必要になってくることもあります。
授乳のタイミングが定まらない中で、赤ちゃんと移動するのは不安ですよね。
授乳ケープがあれば、赤ちゃんが泣いたときにサッとかぶるだけで授乳ができるため、移動中の不安も解消できますよ。
上の子がいても安心して外出できる
赤ちゃんが1人目の子の場合、授乳室を探したり授乳室が空くのを待ったりするのもお母さんのペースで行えます。
しかし、2人目3人目となるとそういうわけにもいかず、外出先で上の子に合わせてさまざまな場所で授乳する機会が増えますよね。
そんなときに授乳ケープがあれば、上の子が食事中などでその場から離れられないときに赤ちゃんが泣いてしまっても対応できますよ。
赤ちゃんが授乳に集中できる
生後すぐは必死で母乳を飲んでいた赤ちゃんも、生後3ヵ月くらいになると「遊び飲み」が始まります。
まわりに興味を持ちだすことで、キョロキョロしたり母乳を飲むのをやめて遊び始めたりするようになります。
体重の増加にも影響するため、お母さんとしては授乳に集中してほしいですよね。
そんなときに授乳ケープがあれば、ほかのものが視界に入らない分、赤ちゃんが授乳に集中してくれるでしょう。
授乳ケープはいらない?デメリットまとめ
赤ちゃんが産まれるまでに準備できるものはしておきたいけれど、授乳ケープが本当に必要なのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
以下に、授乳ケープのデメリットを2つまとめました。
- 赤ちゃんが産まれるまで使うかどうか分からない
- 使用回数が少ない
産まれるまで使うかどうか分からない
母乳育児になるかミルク育児になるかどうかは、赤ちゃんが産まれてからでないとわかりませんよね。
授乳ケープは「母乳育児」で「赤ちゃんと2人きりになれる場所がないけれど、授乳しなければいけないとき(外出時や災害時)」に必要になります。
そのため、母乳が出なかった場合など、事前に買っておいてもまったく使うことなく終わる場合もあります。
必要となったときにすぐ購入できるよう、どんな機能や種類のものがあるのか調べておくと安心ですね。
使用回数が少ない
「外出回数が少ない人は、授乳ケープを使用する回数が少ないのではないか」と考えている人もいるのではないでしょうか。
実際、人によっては使用回数が少ないため、高い授乳ケープはもったいないという意見もあります。
しかし、授乳ケープは外出先だけでなく自宅でも、赤ちゃんの遊び飲み対策に有効です。
また、抱っこ紐や椅子、カートのカバーになったりと、授乳ケープを他の用途で活用することもできます。
授乳が必要になる長時間の外出だけでなく、近所のスーパーや公園などちょっとした外出にも使用できるため、たくさんの場面で活躍するアイテムですよ。
授乳ケープに代用できるものは?
授乳ケープは便利ですが、赤ちゃんとの外出はほかにもたくさんの荷物があるため、代用できるものはないか考えてしまいますよね。
以下に、授乳ケープに代用できる方法を2つまとめました。
- 大きめサイズの服を着る
- おくるみを使用する
大きめサイズの服を着る
冬であれば、胴や胸のまわりが大きめのサイズの服を着ることで、赤ちゃんを中にすっぽりと入れて授乳することができます。
ただし、
- 夏などで薄着のとき
- 冠婚葬祭などで服装が限定されるとき
はこの方法だと難しいでしょう。
また、赤ちゃんの状態を確認したいときに、服の首元を伸ばさなければいけないため、お気に入りの服での外出時にはおすすめできません。
おくるみを使用する
おくるみのような大きな布があれば、端っこを結んだりクリップで止めたりすることで、授乳ケープの代用ができます。
おくるみは、ほかにもベビーカーの膝掛けや、お昼寝のブランケットなどにも使用できるため、便利ですよね。
ただし、授乳のために作られた製品とは違うため、赤ちゃんが動くとずれたり取れたりする心配があり、1人で準備するのにはコツが必要です。
かぶるだけで準備が終わる授乳ケープを持っていれば、1人での外出でも安心です。
後悔しない授乳ケープ選びのポイントは?
購入したあとに「使いにくかった」「使わなくなった」とならないために
- 使いやすい授乳ケープのポイント
- おすすめ機能付きの授乳ケープ
を紹介します。
それぞれの情報を参考にして、ご自身に合った授乳ケープを見つけてください。
使いやすい授乳ケープのポイント
授乳ケープを快適に使用するために、以下の2点を抑えたものをおすすめします。
- 授乳までの工程が少ないもの
- 横や背面もしっかり長さがあるもの
それぞれのポイントについて詳しく説明します。
授乳までの工程が少ないもの
授乳ケープをつけたあとに
- 首元のベルトでサイズを調整する
- 横から見えないようにサイドのひもを結ぶ
といった工程がなく、「ボタンやククリップをとめてかぶるだけ」「ただかぶるだけ」ですぐ授乳できるものがおすすめです。
赤ちゃんが泣いたときに、1人でもモタモタせずに授乳の準備ができますよ。
横や背面もしっかり長さがあるもの
授乳ケープは大きく分けて、エプロン型とポンチョ型の2つがあります。
どちらもサッとかぶるだけなので簡単ですが、エプロン型は赤ちゃんが動き回ったり授乳ケープを蹴ったりすると、ずれたりめくれたりする可能性が高くなります。
そのため、ポンチョ型がおすすめですよ。
「見えるかもしれない」とヒヤヒヤしながらではなく、安心して授乳できますよ。
おすすめ機能付き授乳ケープ
授乳以外にも、さまざまな場面で使用できる、多機能な授乳ケープを2つ紹介します。
MARLMARL baby cover luce
クリップを留めてかぶるだけで、ポンチョ型の授乳ケープとして使用できます。
そのほかにも
- 抱っこ紐カバー
- ベビーカーの日よけや虫よけ
- ブランケット
と形を変えて、さまざまな場面で活躍します。
UV加工のケープと虫よけのシェードが付いており、取り外して別々に使用できるのが特徴です。
多機能な授乳ケープは、外出時に1つ持っていると心強いですね。
GOOSKET Multi-use Cover
よく伸びる素材でできており、すっぽりとかぶるだけで授乳ができます。
筒のような形のため、横や後ろから見える心配もありません。
また、このマルチカバーは名前の通り、いろいろなものにかぶせられるため、授乳ケープとして使わなくなった後もさまざまな場所にかぶせて使用できます。
赤ちゃんが触ったり舐めたりする前に、スーパーのカートやレストランの椅子にかけることで、汚れや菌から赤ちゃんを守れます。
また、自宅の家具にかけることで、家具がヨダレまみれになるのを防ぐという使用方法もおすすめですよ。