
出産後にはこれまでと違った働き方を余儀なくされる女性が多い中、妊娠中~育休中に新たな資格を取得する女性が増えています。
そこで今回は、実際に妊娠中に取ってよかった資格はなんだったのか、先輩ママ60人を調査しました。
さらに、妊娠中~育休中の短期間でも取得できるおすすめの資格12選をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
妊娠中~育休中に短期間で取れる資格がある

共働きが一般的になり、子どもが生まれても働きたい女性が増える中、妊娠中~育休中の資格取得に注目が集まっています。
しかし、妊娠中~育休中に資格を取ってみたいけれど、何を取ればいいのかわからない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、短期間で取れるおすすめの資格12選を資格取得のメリットとともにまずはご紹介していきます。

妊娠中~育休中に資格を取るメリット

妊娠中~育休中に資格を取る理由は人によって様々ですが、特に妊娠中の資格取得には主に3つのメリットがあります。
- 子どもが生まれる前は勉強時間が作りやすい
- 復職や社会復帰に役立つ
- 家族や生まれてくる子どものために役立つ
メリット①子どもが生まれる前は勉強時間が作りやすい
子どもが生まれた後は、赤ちゃんのお世話でまとまった時間が取りにくくなります。
勉強時間を確保しやすい妊娠中に資格を取得しておくと、出産後の就職活動もスムーズです。
メリット②復職や社会復帰に役立つ
女性活躍が国全体で後押しされるようになりましたが、子育て中のママが仕事を見つける際にはまだまだ壁があるのが現状です。
そのような状況を少しでも乗り越えやすくするためにも、資格を持っていると大きなアピールとなります。
メリット③家族や生まれてくる子どものために役立つ
妊娠中に資格を取得することで、復職や就職の際に役立つだけでなく、家族や生まれてくる子どものために役立つ資格も多数あります。
家族のためになると考えると、資格取得のモチベーションも上がりそうですよね。
このように、妊娠中の資格取得には多くのメリットがあります。
興味があるものや挑戦してみたいものが見つかったら、ご自身の体調と相談しながら、資格取得を目指してみるのはいかがでしょうか。
先輩ママ60人に聞いた!妊娠中に取ってよかった資格TOP7

実際に、妊娠中~出産後3年以内に資格を取得した先輩ママ60人を調査しました。
まずは、実際に取ってよかった資格(取得した資格)ランキングをご紹介します。
- 医療事務【11/60人】
- 保育士【9/60人】
- 簿記【6/60人】
- FP【6/60人】
- MOS【5/60人】
- 離乳食コーディネーター【3/60人】
- 登録販売者【2/60人】
※複数取得した方もいるため重複あり
妊娠中~産後3年以内に資格取得の経験があるママ60人を調査した結果、上位7位までは以上のような結果となりました。
第1位 医療事務【11/60人】

60人のうち、実際に医療事務の資格を取った方は11人いました。
医療事務の資格を実際に取った方の口コミ・レビューは以下の通りです。
産前は色々きつい仕事をしていましたが、友達が医療事務を取り結構給料もいいし職場的にいいよというので、私も取りました。
産後にパートや時短で働くための転職活動に少しでも役立てようと思い、比較的簡単に取れる資格を取得しました。
安定した職種かつ、就職先が多いので医療事務の資格を取りました。
初心者でも簡単に資格を取れて未経験でも内定をいただけて、資格を取って良かったと思っています。
結婚後、仕事をやめていたのですが、産後に再就職したかったので、育児との両立を考え、事務的な仕事につけそうな資格を取りました。
結果として、福祉の現場に戻りましたが…相談業務では医療事務の学習内容が活きているので良かったです。
第2位 保育士【9/60人】

60人のうち、実際に保育士の資格を取った方は9人いました。
保育士の資格を実際に取った方の口コミ・レビューは以下の通りです。
学生の時取ろうとして挫折してしまったのだが、妊娠中に時間ができたので再度チャレンジしてみようと思い、子供の勉強にもなるし受検しました。
もともと幼稚園教諭の資格は持っていたので、保育士も持っていた方が子育てが落ち着いた時に働きやすいと思ったのがきっかけ。
以前から保育士の資格が欲しかったので、仕事がセーブできる妊娠中に試験を受けたが、一回では受からず、産後にもう一度受けて資格取得となった。
子育てに役立つ内容も多く、資格試験のための勉強が、自分の子育てに役立ったことが良かった。
妊娠中に切迫早産になってしまい、寝たきりの状態だったので時間を有効活用するために資格をとりました。
再就職に役立てたのでよかったです。
自分が子育てをしていく上で、保育士資格を取れば子供の発達や成長にあった遊び、食事バランスなど学べて活かすことができると思ったから。
自分の子供の成長過程が詳しく知れて、良かった。
産後のブランクがあっても再就職やパートに就きやすい資格が欲しかったのと、これから始まる育児に活用できそうだと思ったため。
第3位 簿記【6/60人】

60人のうち、実際に簿記の資格を取った方は6人いました。
簿記の資格を実際に取った方の口コミ・レビューは以下の通りです。
何気なく見た、両学長のリベ大YouTubeでとてもすすめられていて、家計管理や資産運用をよりきちんとできるようになりたいと思ったからです。
高校時に受験した際不合格となり、もう一度チャレンジしたいと思い受験しました。
履歴書に書ける資格を増やせたことはすごく大きいなと思います。
また高校の雪辱を果たせてすっきりしました!
妊娠を機に仕事を辞め、産後は身内の家業を手伝うにあたり、簿記検定を持っていることが望ましいと言われたので、自宅にいる時間を利用して勉強し、取得しました。
第4位 FP【6/60人】

60人のうち、実際にFP(ファイナンシャルプランナー)の資格を取った方は6人いました。
FPの資格を実際に取った方の口コミ・レビューは以下の通りです。
子育てと家計管理を担うことになったため、お金の知識を得ようと思った。
手を出ししやすい資格としてSNSで紹介されていたため。
用語も知れて、経済系のYoutubeを見てて得られる知識、理解度が増えた。
子供が2人いて、これから先お金がかかることばかりだから国の保険などお金のことについてもっと知りたいと思ったことがきっかけです。
妊娠するまでフルタイムで仕事していましたが子どもを産んでからは時短勤務にせざるを得ず、どうしても収入が減ってしまいました。
なので今の仕事だけに固執せずなるべく可能性を広がるために資格を取ろうと思いました。
実際まだ仕事には繋がってはいませんが、お金に関する知識を得ることができたので投資や保険の見直しなどを行い家計の負担を減らしています。
ファイナンシャルプランナーの資格があるとお金の知識が身につくと思って取得しました。
勉強を通してお金の知識が増えてよかったです。
第5位 MOS【5/60人】
60人のうち、実際にMOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)の資格を取った方は5人いました。
MOSの資格を実際に取った方の口コミ・レビューは以下の通りです。
子供が小さいうちは外に働きに出るのが難しかったので、子供が大きくなってから就職できるように隙間時間で勉強をして資格取得しました。
資格のお陰で就職活動もスムーズに進み、希望の職種へ就くことができました。
子育て中の勉強は、家事と育児の両立で大変でしたが、今になってやってて良かったと思います。
いつでも受験できるので、勉強がしやすかった。
事務の仕事に育休から復帰するときに、あたらしいバージョンの操作に慣れていてよかった。
出産を機会に事務職転職したいと思ったので事務職に有利そうな資格を取りました。現在はFP2級の勉強中です。
周りの人から凄いと褒められることが多く、転職する自信もつきました。
妊娠中にしていた仕事が製造系で辛く、子供が産まれた後にもう少し楽な仕事に転職したいと思ったから事務系に活かせる資格を取得しました。
第6位 離乳食コーディネーター【3/60人】
60人のうち、実際に離乳食コーディネーターの資格を取った方は3人いました。
離乳食コーディネーターの資格を実際に取った方の口コミ・レビューは以下の通りです。
子供が産まれ離乳食を作るにあたって栄養面や作り方など資格をとって自信をつけたかったから。
子供の栄養を考えた献立を作れるようになりたかったから取得しました。
子供を妊娠中のときに勉強をはじめて、産後に資格取得をしました。
離乳食について、全く知識もなく、色々本を買うよりも資格として勉強すれば一石二鳥かなと思い、ユーキャンに申し込みました。
食べる時間を楽しくしたかったので、気持ちの面や発達面についても勉強でき、資格取得できよかったです。
元々お料理が得意ではなかったので、食の知識を身に付けたかった。
また、赤ちゃんの相談が出来る人が周りに居なかったので、子供に適した知識を学びたかった。
第7位 登録販売者【2/60人】

60人のうち、実際に登録販売者の資格を取った方は2人いました。
登録販売者の資格を実際に取った方の口コミ・レビューは以下の通りです。
産後のパートの参考にするため求人を見ていたところ登録販売者資格が必要な求人が多いことに気付きました。
ドラッグストアは数多くありますし働き口も多いと思い取得しました。
もともとドラッグストアでアルバイトした経験があり、当時は無資格でした。
お客様の対応をするにあたって自身の知識が乏しいと感じることがあり、産後の時間を使って取得しました。
資格取得後はまだ働いていませんが、求人を見ると多くの企業で登録販売者の資格により時給がアップするので、取ってよかったと感じています。
また、ランキング外となったものの、以下のような資格も取得した方がいましたよ。
- 調剤薬局事務
- 秘書検定
- アロマコーディネーター
- 英検
- TOEIC
- 介護事務
- 漢検
- 建築CAD
- 児童発達支援士
- 宅地建物取引士
- リンパマッサージ
など
妊娠中~育休中に短時間でも取れる!おすすめの資格12選

妊娠中~育休中に取得する資格を選ぶ際には、身体への負担も考慮し、あまり難易度が高くなく、短期間で取得でき、自宅で勉強ができる資格を選ぶことをおすすめします。
ここでは、妊娠中~育休中に短時間でも取得しやすいおすすめの資格12選をご紹介します。
短時間でも取得しやすい
人気の資格12選を発表!
- アロマテラピー検定1・2級
- 調剤薬局事務
- 食育実践プランナー
- 医療事務
- MOS
- 簿記検定
- 登録販売者
- ITパスポート
- ネイリスト
- ファイナンシャルプランナー
- 保育士
- 秘書技能検定
なお、難易度は、通信教育大手「ユーキャン」が提供している「難易度別・資格一覧」を参考にしております。
※資格の難易度は1~5で表しており、数字が大きくなるほど難易度が高くなります。
(引用元:ユーキャン「難易度別・資格一覧」 )
おすすめの資格①アロマテラピー検定1・2級

アロマテラピーの効用が家庭やビジネスなどのシーンで注目されるようになり、受験者が年々増え続けている女性に人気の資格です。
アロマテラピーに関する知識を身につけることで、自分や家族の体調管理に役立つだけでなく、医療や介護などの現場でアロマテラピーを取り入れるケースも増え、活躍の場が広がっています。
おすすめの資格②調剤薬局事務

調剤薬局事務は、調剤薬局での受付、会計、レセプト作成などを主に行います。
医療事務と同じく、自宅の近くで職場を見つけやすく、働く時間や勤務体系を選びやすいため、家庭と仕事の両立がしやすい仕事の1つです。
また、未経験から始める方も、資格を持っていた方が有利となります。
おすすめの資格③食育実践プランナー

食育実践プランナーは、食育の大切さを伝えるスペシャリストを目指す資格です。
一般社団法人日本味育協会の認定資格であり、自宅受験ができるため、気軽に資格取得を目指すことができますよ。
おすすめの資格④医療事務

医療事務は医療機関の受付や会計、レセプト作成などを行う仕事です。
どの地域にも医療機関は必ずあるため、仕事が比較的探しやすく、正社員やパートなど、様々な働き方を選べる点もポイントです。
資格がなくても医療事務としての仕事はできますが、資格を持っていた方が採用されやすい傾向にあります。
おすすめの資格⑤MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
マイクロソフト オフィススペシャリスト(通称MOS)資格は、オフィスソフトの操作スキルを問う、マイクロソフト社の認定資格です。
多くの企業でオフィスソフトが使用されているため、資格を取得すれば、そのスキルをアピールすることができます。
様々な職種で活かせる資格のため、活躍の場が広がります。
おすすめの資格⑥簿記検定(3級・2級)

簿記は主に経理の業務で必要とされる資格ですが、規模や業種に関わらず、すべての企業で必要となる重要な仕事です。
簿記の有資格者は常にニーズがあるため、転職・就職に有利な資格です。
3級と2級では、難易度に大きな差があるため、初心者の方はまずは3級取得を目指すことをおすすめします。
おすすめの資格⑦登録販売者

登録販売者の資格は、かぜ薬や鎮痛剤などの一般用医薬品をドラッグストアなどで販売ができる資格です。
薬剤師が不在の時も、一般用医薬品を販売できるため、薬局やドラッグストアからのニーズが高い仕事です。
さらに、登録販売者は国家資格でありながら、年齢制限や受験資格がなく、誰でも受験可能なため、未経験でも挑戦しやすい資格と言えます。
おすすめの資格⑧ITパスポート
ITパスポートとは、社会人に必要な情報技術に関する基礎的知識を習得したことを証明する、経済産業省認定の国家資格です。
ITパスポートは、IT関係の資格の中では最も難易度が低く、これからの時代に必要なITの知識が身につく資格のため、ブランクが長い方の社会復帰にも役立ちます。
おすすめの資格⑨ネイリスト

ネイリスト検定では、プロのネイリストとして活躍するための知識や技術を身につけることができます。
ネイルサロンに就職してスキルアップし、将来は自身のネイルサロンを開業するといったことも可能なため、女性からの注目度の高い資格です。
おすすめの資格⑩ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナーは、保険、税金、不動産などの幅広い知識を持った、お金の専門家と言われています。
金融業界や保険業界では、ファイナンシャルプランナーの資格取得が評価の対象になるとの調査結果もあり、持っていて損はない資格です。
また、ライフプランの設計を行えるようになるため、日常生活でも役立ちます。
おすすめの資格⑪保育士

実は保育士の資格も通信講座で取得をすることができます。
子どもが好きな方には天職ともいえる仕事。
出産や子育ての経験も活かせるため、育休中に取る資格にぴったりです。
保育士の資格があれば、保育所以外にも児童福祉施設や放課後指導員としての活躍も期待でき、職探しの幅が広がりますよ。
おすすめの資格⑫秘書技能検定
秘書技能検定は、社会人に求められる基礎知識やマナーを習得できる資格です。
文書作成能力やコミュニケーションスキルも身につくため、就業経験が浅い方やブランクが長い方でも、アピールポイントとなります。
ママが働きやすい仕事の探し方

妊娠中~育休中に資格を取得したら、子育て中のママが働きやすい仕事を探しましょう。
子育て中でも働きやすい仕事を探す際には、女性向けの求人が多い求人サイトやマザーズハローワークを利用するのがおすすめです。
女性向けの求人が多い求人サイトで探す
女性向けの求人が多い求人サイトでは、様々な勤務体系の仕事を扱っており、希望する働き方から仕事を探すことができます。
ここでは、子育て中のママに特におすすめの求人サイトをご紹介します。
おすすめの求人サイト①とらばーゆ
とらばーゆでは、女性向けの求人が多く、正社員から契約社員、紹介予定派遣など、様々な勤務体系から仕事を探すことができます。
おすすめの求人サイト②しゅふJOB
しゅふJOBでは、主婦(夫)向けのパート・アルバイトを中心とした求人を扱っており、扶養の範囲内で働きたい方におすすめの求人情報サイトです。
社員として働きたい方には、「しゅふJOB社員版」もありますので、希望する働き方に合わせて、使い分けるといいでしょう。
マザーズハローワークで探す
全国のハローワークでは、子育て中のママの就職支援などを行う「マザーズハローワーク」を開設しています。
キッズコーナーやチャイルドシートを置ける相談スペースが併設されているなど、子ども連れでも利用しやすい環境が特徴です。
また、マザーズハローワークでは仕事探しだけでなく、就職に役立つセミナーや面接対策なども開催されます。
様々なサービスが利用できるため、ブランクが長い方や1人で就職活動をするのは不安な方も安心です。
これらのサービスはすべて無料で利用できますので、ぜひ活用してみてください。
ママが再就職で有利になる資格講座の探し方

短期間で取れる資格や在宅でも取得できる資格はたくさんあります。
そのため、まずはどのような資格があるのかを把握し、自分のライフプランに合ったものを探してみるよ良いですよ。
以下のサイトから資格に関する無料の資料請求ができるため、ぜひ活用してみてくださいね。
育児が落ち着いたら資格を活かした仕事で稼ごう!

今回は、妊娠中に手に職をつけるためのおすすめの資格について、ご紹介しました。
どの資格も一定期間の勉強が必要になるため、赤ちゃんのお世話で忙しくなる出産前に取得しておくと、復職や就職がスムーズに進みます。
ですが、いくら就職に有利になるからといって、やみくもに資格を取得するのはおすすめできません。
出産後にどのような仕事に就きたいのかをよく考え、必要な資格を妊娠中に取得しておくことで、計画的に復職・就職の準備を進めることができます。
今回ご紹介したおすすめの資格を参考にしていただき、資格を活かして、子育て中もしっかり稼ぐママを目指しましょう!
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