赤ちゃんやイヤイヤ期の子どもが突然お風呂を嫌がることは日常茶飯事です。
しかし、衛生面を考えるとお風呂は毎日入れたいところ。
そこで今回は、お風呂を嫌がる子どもの対処法をご紹介!
アッと驚く現役ママのライフハックもありますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
子どもがお風呂を嫌がる理由は?

子どもがお風呂を嫌がって困ったことはありませんか?
大人にとってはリラックスできて心地よいお風呂。
なぜ子どもは嫌がるのでしょうか?
まずは、子どもがお風呂を嫌がる理由について解説していきます。
- お湯が熱い
- シャワーの勢いが怖い
- 顔にお湯がかかるのがイヤ
- 目をつむると何も見えなくて怖い
- シャンプーが目に入るのがイヤ
- お風呂ですべるのが怖い
- 床が冷たい
- 脱衣所やお風呂場が寒い
- 遊びを中断するのがイヤ
- お気に入りの服を脱ぐのがイヤ
上記のような理由が重なり、「お風呂が嫌い!」となってしまう子どもが多いようです。
お湯が熱い
お湯の温度を大人が心地よい高めに設定していませんか?
子どもの皮膚は大人の半分で、バリア機能が低く外部刺激にも敏感です。
そのため、大人にあわせた温度は子どもが熱く感じることもあります。
シャワーの勢いが怖い
シャワーの圧が強いと怖がる子もいます。
出すお湯の量を少なくする、あるいは手桶で流すなどしてみましょう。
顔にお湯がかかるのがイヤ
顔にお湯や水がかかるのがイヤ!という子どもも結構多いようです。
お湯が顔にかかる感覚が嫌なのかもしれませんね。
目をつむると何も見えなくて怖い
目をつむると何も見えず真っ暗になるのが怖い子もいるようです。
怖い映画やテレビを見てしまったら、なおさら目をつむることができない、となってしまうため注意が必要です。
シャンプーが目に入るのがイヤ
大人用のシャンプーは目にしみやすいです。
そのため、子ども用の目にしみにくいシャンプーを使用すると良いでしょう。
お風呂ですべるのが怖い
お風呂で1回でもすべって転んだことがあると、それが怖い記憶となり毎回のお風呂を嫌がるようになることがあります。
床が冷たい
冷たい床は大人でもヒヤッとして嫌ですよね。
子どもも同じように感じているかもしれません。
脱衣所やお風呂場が寒い
脱衣所やお風呂はリビングの温かい空気が入りにくいですよね。
特に冬になれば、急に寒いところに行くのが嫌な可能性もあるでしょう。
遊びを中断するのがイヤ
「せっかく楽しく遊んでいたのに!」と遊びを中断するのを嫌がっていることもあります。
後ほどご紹介する、「お風呂に入る予告をする」ことで子どもの心の準備ができスムーズにお風呂に入れるようになるかもしれませんよ。
お風呂を嫌がる子どもの対処法17選

お風呂を嫌がる理由は子どもによってさまざま。
お話ができる子には、まずは理由をきいてみましょう。
まだ喋れない子は原因を探りながら、お子さんにピッタリの対処を見つけたいですね。
また、理由を聞いてもこたえてくれないこともあります。
そのような場合にはお風呂での役割を与えたり、お風呂への誘い方を工夫したりする点を参考にしてみてくださいね。
- 脱衣所やお風呂場を寒くないようにする
- お湯の温度はぬるめに設定する
- 目にしみにくいシャンプーを使用する
- 額にタオルをあてる
- 手桶を使用する
- 仰向けで髪を洗う
- シャンプーハットを使う
- 入浴剤を使う
- おもちゃを使う
- 手洗い練習スタンプを使う
- お風呂に入る理由を教える
- お風呂での役割を持たせる
- お風呂への誘い方を工夫する
- お風呂に入るタイミングを変える
- お風呂に入る予告をする
- 入浴中や入浴後にご褒美を用意する
- お風呂掃除を一緒にしたついでに入る
対処法①脱衣所やお風呂場を寒くないようにする

お風呂が寒いと嫌がることもあります。
脱衣所やお風呂に暖房がない場合は、お風呂に入る少し前から、脱衣所へ続く扉を開けておくとリビングとの温度差を少なくできます。
また、小ぶりなヒーターを脱衣所に置くのもおすすめですよ。
お風呂の床にも入る前にお湯をまくと冷たくならずにすみます。
浴室は入ってしまえば温かくなるため、そこまで心配ないでしょう。
対処法②お湯の温度はぬるめに設定する

子どもが熱がらないように、お湯はぬるめに設定しましょう。
大人にとって少しぬるいくらいが子どもにとっての快適温度です。
乳幼児の入浴の温度の目安は38~40℃。
いつもより少しぬるめの温度を設定してみてください。
また、入浴時間が長すぎると肌の保湿成分が失われ乾燥につながったりのぼせたりする危険があるため、入浴時間は3~5分程度にすると良いでしょう。
対処法③目にしみにくいシャンプーを使用する
髪の毛を洗うのがイヤだからお風呂もイヤ!という可能性も。
子どもには、低刺激で目にしみにくいシャンプーを使用しましょう。

対処法④額にタオルをあてる

お湯が顔にかかって目に入るのが嫌な場合は、顔周りの洗い方に気をつけましょう。
乾いたタオルを棒状にして額にあてると、お湯が顔にかかりにくいです。
このとき子どもにタオルを持たせると、自分で守れると感じ落ち着くでしょう。
対処法⑤手桶を使用する
シャワーが怖い子には手桶を試してみましょう。
シャワーはイヤだけれど手桶は大丈夫なこともあるようです。
対処法⑥仰向けで髪を洗う
顔にお湯がかかるのが嫌な場合は、仰向けでシャンプーしてみましょう。
向かい合わせに抱っこして頭を片手で支えながら洗ったり、あぐらをかいた上に横向けに乗せて洗ったりする方法があります。
1人で浴槽に入れる子は、浴槽のフチに首を乗せて美容院のようなスタイルで洗うこともできますよ。
いずれの場合も、乾いたタオルを乗せるか子どもに持ってもらうと、お湯がかからなくてより安心できるでしょう。
対処法⑦シャンプーハットを使う
顔にお湯がかかるのが嫌な子には、シャンプーハットを使ってみるのもよいでしょう。
サイズがあわないと隙間からお湯が流れて結局目に入ってしまうため、サイズ調整ができるものがおすすめです。

対処法⑧入浴剤を使う
おもちゃが出てくる入浴剤や、変わり種入浴剤(花びらが浮かぶ、泡風呂になるなど)は、子どもが楽しめるためお風呂に入るようになったという声が多数ありました。
とくに子どもに人気のキャラものは大興奮するようです。
また、子どもに入浴剤を入れる係を任せると、張り切ってお風呂へ行くようになりますよ。

対処法⑨氷のバスボールを使う
子どもに人気の、泡と一緒におもちゃが出てくるバスボール。
毎日使うと結構な出費になりますよね。
そこで、氷のバスボールを自作するのはいかがですか?
100円ショップの大きな丸い氷を作れる製氷機に、おもちゃを入れて凍らせるだけで完成!
ガチャガチャのケースでも作れますよ。
イヤイヤ期の子どもが喜んでお風呂に入ったという声が多数あります。
「バスボールをたくさん買うのはちょっと…」という方はぜひお試しください。
対処法⑩おもちゃを使う
お風呂でしか使えないおもちゃがあると特別感が生まれます。
試しに使うなら、まずはダイソーや西松屋で安いおもちゃを買ってみるのが良いでしょう。
壁につけてお水をいれるとシャワーが出てくるものや、水鉄砲、魚釣り、シャボン玉もお風呂なら好きなだけさせてあげられますよね。
また、クレヨン風石鹸はお風呂の壁や床どこでもお絵描きできて洗い流せるため、お絵描きが好きな子におすすめです。
さらに、泡で遊べる「あわっぴー」も人気急上昇中!

他にも、ビニール袋に空気を入れて湯船に浮かせるだけで「クラゲみたい!」と楽しむこともできますよ。
対処法⑪手洗い練習スタンプを使う
手洗い練習スタンプは、手を洗いたがらない子どもに活用できるアイテムですが、実はお風呂のときにも使えます。

スタンプが好きな子どもなら、「お風呂の前だけこのスタンプを足に押していいよ!」というだけでお風呂にすすんで入ってくれることがあるのです。
対処法⑫お風呂に入る理由を教える
大人にとっては当たり前の入浴ですが、子どもはなぜお風呂に入る必要があるのか納得していないことがあります。
「お風呂に入るといい匂いになるよ」
「お風呂に入らないとカユカユになっちゃうよ」
など、お風呂に入るとどんないいことがあるのかを説明してみましょう。
対処法⑬お風呂での役割を持たせる
子どもにお風呂での仕事の担当を与える声掛けをしてみましょう。
例えば、
「この人形をお風呂に入れてあげて」
「入浴剤を入れてね」
「ママの背中を洗う担当だよ」
などです。
大人のマネが好きで、なんでも自分でしたい年頃のお子さんに効果があったという声がありました。
対処法⑭お風呂への誘い方を工夫する
毎日嫌がっていると「お風呂入るよ!!」と、つい声を荒げてしまいますよね。
少し心を落ち着かせてこんな声掛けをしてみましょう。
「お風呂までよーいドン!」
「どっちが先に裸になれるか競争しよう」
「お風呂まで汽車ポッポでいくよ」
「お風呂に良いもの(おもちゃ)が隠れています!」
など。
競争心が芽生えてきた子には効果抜群なようです。
対処法⑮お風呂に入るタイミングを変える
夕食の後にお風呂にすると、おもちゃで遊び始めたりテレビを見始めたりすることが多いですよね。
保育園や幼稚園から帰宅後そのままお風呂へ直行するとスムーズに入れたという声が多くありましたよ。
対処法⑯お風呂に入る予告をする
子どもは急に切り替えることができません。
そのため、お風呂に入ることを2~3段階で予告してみましょう。
30分後くらいに入れたいときは、まずは
「時計がここまできたら入ろうね」
と15分後の時間を伝えておきます。
15分後に
「そろそろどう?」
と聞いてしぶるときは、5~10分程度ゆずってあげます。
また、同時にあらかじめテレビは消し、お片付けをさせると徐々に切り替えができるでしょう。
対処法⑰入浴中や入浴後にご褒美を用意する

お風呂の中で好きな果物を食べたり、食後のデザートを入浴後にしたりすると嫌がらず入るという子も。
食べ物以外にも、お風呂に入れたら可愛いシールをカレンダーに貼るなど、入浴後に楽しみを作るのも有効なようです。
対処法⑱お風呂掃除を一緒にしたついでに入る
子どもは自分の役割があると嬉しいものです。
ママやパパがそれで喜んでくれたら、さらにハッピー。
そこで、お風呂掃除を一緒に手伝ってもらい、そのまま入浴するのはいかがでしょうか。
お風呂を嫌がっていた子が、この方法だとすんなりと入ってくれたという声もありましたよ。
発達障害の子どもはお風呂を嫌がる傾向がある?

発達障害の子は、水は好きだけれどお風呂は嫌いということがあります。
それは、発達障害の方に多いとされる感覚過敏が関係しているためです。
感覚過敏とは、聴覚・視覚・触覚・嗅覚・味覚等について、非常に敏感になっている状態を指します。
発達障害で感覚過敏な子がお風呂を嫌がる理由は次のようなものがあります。
- お湯が熱い
- 石鹸が身体に残ると痛い
- シャワーが痛い
- シャワーの音の響きが怖い
- シャンプーの泡の感覚が嫌
- 顔に水がかかるのが嫌
- 浴槽のお湯が揺れるのが嫌
これらに対し、石鹸を低刺激に変える、お湯はぬるめで顔はタオルで拭くなどして対処されている方が多いようです。
お風呂に入らないメリットはある?

「子どもがお風呂を嫌がって毎日泣き叫ぶ……」と疲れ果てている方も多いでしょう。
大人にとってお風呂は当たり前のようなものですが、数日入らなくても身体を拭くだけで意外と大丈夫だったりしますよね。
お風呂に入らないメリットは次のようなものがあります。
- 時間に余裕ができる
- 光熱費の節約になる
- 肌が乾燥しない
- お風呂を掃除しなくてもよい
- 湯冷めしない
- 髪の毛を乾かさなくてよい
衛生的にも毎日お風呂には入るべきですが、どうしてもお風呂に入ってもらえないということも正直ありますよね。
そんなときには上記のようなメリットがあったことも思い出してみてください。
お風呂に入らないデメリットは?

お風呂に入らないデメリットは次のようなものになります。
- 頭皮が痒くなる
- フケが出る
- 身体・髪の毛がベタつく
- 臭いが気になる
やはり衛生面が気になる方もいますよね。
お風呂に入らなくても濡れたタオルで体を優しく拭いてあげるようにしましょう。
また、髪のべたつきが気になるときはドライシャンプーがおすすめです。
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