赤ちゃんの知育玩具として人気のコップ重ねはいつからできるのか、どんな遊び方があるのか月齢・年齢別に解説!
人気のコップ重ね商品おすすめ5選も紹介します。
コップ重ねはいつからできる?目安は何歳?
「コップ重ね」はベビー用知育おもちゃの定番。
大きさの違うコップを重ねていくおもちゃですが、それ以外にも並べたりおままごとに使ったりと幅広い遊び方ができます。
コップ重ねはいつから使える?
コップ重ねは、0歳から遊べる玩具です。
基本的には生後半年頃からチャレンジするのがおすすめです。
コップ重ねは
生後6ヶ月頃~がおすすめ
0歳から使い始め、遊び方を変えながら4歳ごろまで活躍してくれる玩具なのです。
コップ重ねの対象年齢
対象月齢は、商品ごとに異なります。
生後6カ月から対象となっている商品もあれば、生後10カ月以降から対象となっている商品もあるのです。
始める年齢に遅いということはなく、0歳から遊んでいないからといって後悔する必要はありません。
月齢や年齢ごとに伸ばせる能力は異なりますから、その時々に合わせた遊び方で楽しく遊べることが一番です。
人気のコップ重ねおすすめ5選
コップ重ねとして多くの商品が販売されていますが、ここでは楽天市場・Yahoo!ショッピングの人気商品から厳選したおすすめの5商品を紹介していきます。
購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
コンビ コップがさね
コップ重ねと言えばこの商品、といえるほど人気かつロングセラーの商品です。
価格が安く、取り扱い店舗も多いのが特徴です。
また、コップのサイズが大きめなので扱いやすく、おままごとや色集めにも使いやすいと言えます。
付属のくまさんを気に入る子も多いようですね。
アンパンマン 天才脳つみかさねカップ
子どもたちに大人気のアンパンマンがデザインされたコップ重ねは、脳科学者の第一人者である久保田競先生推薦の「天才脳シリーズ商品」です。
まずは興味を持ってもらうという点においても、アンパンマンが活躍してくれるのではないでしょうか。
カップの側面に数字が入っているので、積み重ねながら1~10までの数字が学べるのも嬉しいポイントです。
いないいないばぁ かさねて つんで ころがして「コップであそぼ」
いないいないばぁも、子どもが大好きな番組の一つです。
付属のわんわん人形に興味を持つことをきっかけに、コップかさねの遊びにつながることも期待できそうです。
アンパンマンのコップ重ねよりもコップがひと回り大きいのが特徴です。
ボーネルンド アンビトーイ ( ambi toys ) ビルディング・カップ
ボーネルンドは、世界から優れた玩具を集めている老舗玩具企業。
そんなボーネルンドがおすすめしているのは、アンビトーイというオランダのメーカーが販売するコップ重ねの玩具です。
子どもも認識しやすいビビッドな色づかい、丸みを帯びたふちがポイントとなっています。
ファットブレイン(Fat Brain Toys) 赤ちゃんおもちゃ ディンプル コップがさね
他のコップ重ねとは少し異なった、特徴的な形をしているのがこちら。
コップの底がシリコンになっており、へこんだり戻ったりと形を変えます。
へこんだ時にはポコンという音も鳴ります。
指先や耳への刺激も考えられた玩具です。
コンパクトに収納できるので持ち運びたい方にもおすすめ。
【年齢別】コップ重ねの遊び方まとめ
コップ重ねは0歳から遊べる玩具ですが、遊び方を変えながら4歳ごろまで活躍してくれます。
月齢や年齢に合った遊び方をすることで、その時期に合った能力を伸ばしやすくなります。
それぞれの遊び方の年齢目安を参考にしてみてくださいね。
遊び方 | 年齢の目安 |
---|---|
見る・触る | 6ヶ月頃~ |
崩す | 9ヶ月頃~ |
積む | 1歳頃~ |
転がす | 1歳頃~ |
収納する (お片付け) | 1歳半頃~ |
並べる | 1歳半頃~ |
入れる | 2歳頃~ |
砂や水遊び | 2歳頃~ |
おもちゃ探し | 2歳頃~ |
色当て | 2歳半頃~ |
色集め | 2歳半頃~ |
おままごと | 2歳半頃~ |
数遊び | 3歳頃~ |
それぞれ、どのような遊び方なのか以下で解説していきます。
見る・触る
初めてコップ重ねに触れるようになるこの時期は、パパやママが重ねるのを見ることが主な遊び方になるでしょう。
また、赤ちゃんにコップを渡すと口に入れてみることもあるでしょう。
徐々に触ったりつかんだりすることを楽しむようになってきます。
崩す
パパやママが積んだコップを崩すのも、子どもは大好き。
大きな音と共に豪快に崩れるのを見ることで視覚・聴覚的な刺激にもなります。
積む
1歳を過ぎると、徐々にコップを積み上げられるようになってきます。
コップ重ねは、大きいコップの上に小さいコップが積めるようになっています。
大きい順に積んでいくことができるのですが、最初のうちは正しい順番で重ねられなくてもOK。
1つ2つ積むだけでも十分楽しんでくれるでしょう。
転がす
よちよち歩けるようになる頃には、コップ重ねをわざと転がして追いかける姿も見られるようになります。
コップ重ねを踏んで転倒してしまうことのないように、温かく見守りましょう。
収納する(お片付け)
積むことと反対に、大きいコップの中に小さいコップを収納することもできます。
1歳半頃には、お片付けの習慣をつけさせるのが良いでしょう。
コップ重ねは遊びながらお片付けの練習ができる点もいいですね。
並べる
コップを並べて遊ぶという方法もあります。
「大きい順」「小さい順」など並べ方を変えることで、大きさを比較する力も身につきます。
また、床や机にマスキングテープを貼ってまっすぐ並べることにチャレンジするのもおすすめです。
入れる
コップ重ねのコップには様々なものが入ります。
小さなボールや人形などいろいろなものを入れて遊んでみましょう。
赤ちゃんのうちは入れたり出したりするだけでも楽しめますし、2歳を過ぎるころにはサイズによって入る・入らないということを楽しむのもいいですね。
ある程度誤飲の心配がなくなったら、ビー玉などを入れてカラカラと音を立ててみてもいいかもしれません。
砂や水遊び
コップ重ねは水や砂を入れて遊ぶこともできます。
プラスチック素材の商品が多いため、洗いやすく拭きやすいのが嬉しいポイント。
お風呂で遊んだ後なども衛生的に保つことができます。
おもちゃ探し
いくつかのコップを、底を上にして中に人形やおもちゃを入れれば、おもちゃ探しができます。
1歳頃までは「いないいないばあ」をするように玩具を出し入れしても楽しんでくれると思いますし、2歳頃になって色の区別がついてきたらコップをシャッフルして当ててもらうのもよいでしょう。
色当て
「このコップは何色?」と聞いていくことで色当てクイズをすることもできます。
色に興味を示し始めたころに行うと良いでしょう。
コップ重ねははっきりとした明るい色合いの商品が多いため、子どもも認識しやすくよい練習になるはずです。
色集め
色集めとは、例えば、「黄色のカップに黄色の物を集めて入れる」という遊び方を指します。
家の中にあるもので探しても良いですし、100円均一などで球形のモールやスーパーボールなどを購入しても良いでしょう。
成長段階に合わせて、折り紙を切って「黄色の三角だけ入れてみよう」といった遊び方もできます。
おままごと
コップを使っておままごとをしているという家庭も多いようです。
コップをお皿やお鍋に見立てて遊びます。
やり取り遊びは他人とのコミュニケーションを練習する機会にもなりますし、なにより子どもが大好きな遊びなのでおすすめです。
数遊び
コップの数を数えることで数遊びもできます。
並べる数を増やしたり減らしたりしながら数えてもいいですし、前から○番目は何色?という問いかけをすることもできます。
目で見て確認することは子どもにとっても分かりやすく、数の理解へ繋がりますよ。
コップ重ねで身につく力は?
様々な遊び方ができるコップ重ねでは、身につく力もいろいろです。
0歳から始めていくと、次のような力が身につくサポートをしてくれるでしょう。
- 体を動かす力
- 手指を動かす力
- 集中力
- 空間認知力
- 大小の区別
- 高さの区別
- 数の認識
- 見立てる力/やり取りする力
シンプルな玩具ではありますが、たくさんの効果があることが分かりますね。
以下でカンタンに解説していきます。
体を動かす力
0歳のうちは、体の動かし方を学んでいる最中です。
腕を上げたり、首をひねったりする体の動き一つ一つを日々の中で練習しています。
コップ重ねをする中でも体を動かす能力が刺激されています。
手指を動かす力
コップを手に持ったり、たたいたり、つまんだり。
コップ重ねで遊ぶ時間の中では手指を動かす機会が多くあります。
集中力
コップを積んだり重ねたりする際は手先に集中する必要があります。
また、慎重に積まなければいけない場面もあるため、コップ重ねでは集中力も養うことができるのです。
空間認知力
「空間認知力」とは、物の位置関係や大小関係などを3次元的に認知する力のことです。
バスケットボールをゴールに入れるために必要な力をイメージすると分かりやすいかもしれません。
コップを積む・重ねるといった動作を繰りかえすことで正しい位置関係を把握する練習になり、空間認知力が高まります。
大小の区別
コップ重ねは、大きさの異なるコップを使って遊ぶ玩具です。
遊びながら物の大小を理解していくことができます。
「どちらが大きい?」「一番小さいのはどれかな?」といった声掛けをしてみるのも良いでしょう。
高さの区別
コップを積んでいくと高さが出ます。
例えば、コップを2個積んだ高さと3個積んだ高さを並べてみましょう。
目で見て高さを認識することができます。
大小と同様、パパやママが声掛けしてあげるのも効果的です。
数の認識
数に興味を持ち始めたら、コップ重ねを使って数を数えてみるのもおすすめです。
並べて一つずつ指さししながら数えても良いですし、「前から何番目」など年齢に合わせて発展させていくこともできます。
また、コップに数字が書いてある商品を用意しても良いでしょう。
見立てる力/やり取りする力
コップ重ねの玩具は、年齢が上がってくると、おままごとなどのやり取り遊びに使う場合もあります。
コップをお皿やお鍋などに見立てて想像力を膨らませる力や、やり取り遊びを通じてコミュニケーションを取る力を高めることができるでしょう。
コップ重ねができない!できるようになるには?
コップ重ねは知育に良いとお伝えしましたが、いざ導入しても子どもが上手く遊べなかった時は不安になりますよね。
そんな時は次の方法を試してみてください。
- 大小が分かりやすいコップを選んで渡してみる
- 利き手がある場合の対応
- コップの持ち方の手本を見せる
それぞれ説明していきますね。
大小が分かりやすいコップを選んで渡してみる
積む・重ねるという動作をするためには大きさの区別がつかないといけません。
まずは、どちらの方が大きい・小さいという判断がつきやすい2~3個を積む練習をしてみると良いでしょう。
原因が「大小の判断が難しい」ということであれば、何度も繰り返すことで大小関係が理解でき、成功率は上がっていきます。
利き手がある場合の対応
利き手が決まると言われているのは4才頃と言われることが多いですが、1~2歳頃でも片方の手をよく使う様子が見られるそうです。
50年も前に、アメリカの著名な発達心理学者であるゲセルが、利き手について詳しい観察を行っています。
引用:秋山こどもクリニック
数十人の子どもを生後8週から10歳まで10年にわたって、最初は毎月1回、その後は毎年1回、いろいろな動作をやらせて利き手を判定しました。
その結果右利きになった子どもでも乳児期には主に左手を使ったり、両利きの時期があったりで、何回も『利き手の交代ないし移動』が認められています。
そして2歳ころには右利きであることがかなりはっきりしてきますが、その後3歳前後にはもう1度両利きの時期を経た後、4歳ころになってやっと利き手が固定してくるというものでした。
月齢にもよるかと思いますが、利き手(となりそうな手)ではない方でチャレンジして失敗している場合もあるかもしれません。
コップを持ちづらそうにしている様子がないかを確認してみましょう。
コップの持ち方の手本を見せる
コップを持つという動作は簡単なように見えます。
しかし、月齢によっては難易度が高い場合もあるのです。コップを正しく持てているか、一度確認してみましょう。
持てていない時には、パパやママが持ち方の手本を見せてあげると良いでしょう。
すぐにできなくても、繰り返し伝えることで吸収してくれるはずです。
単純にコップ重ねに興味を持っていない場合も
乳児・幼児にも玩具の好みがあります。
好みによってコップ重ねに興味を示さない子もいるでしょう。
しかし、今後も発達や趣味の変化によって今までとは違うおもちゃを好むようになる場合もあります。
無理に遊ばせようとするのではなく、子どもが集中力を発揮して夢中になれる玩具が他にあるのであれば、まずはそちらを存分に遊ばせてあげるのも一つの方法です。