育児書は読みすぎると危険、いらない!という意見もある一方で、判断基準が増やせるし、やっぱり便利だから必要!という声もあります。
そこで今回は、育児書のメリット&デメリットを徹底調査。おすすめの育児書もご紹介していきます。
育児書は必要?メリットまとめ

育児書と言っても内容は幅広く、心構えを説いてくれるもの、具体的なノウハウが載っている実用的なものなどさまざまです。
育児書を読むメリットは大きく2つあります。
- 心構えができる
- 励まされる
心構えができる
育児は初めてのことばかりで、新しい悩みの連続です。
育児書を読んで知識を付けておくと、育児における選択肢が増えます。
わからないことに直面した時に、動揺せずに対処できるよう選択肢はたくさん持っておくことが重要です。
比較的時間に余裕のある出産前に少しでも気になる内容があれば、育児書を開いてみることをおすすめします。
励まされる
毎日手探りで育児をしていると、正解はないとわかっていても「これでいいのか」という気持ちを常に持ってしまいますよね。
そんなときに育児書を読むと、なんとなく感覚でやっていることに対して専門家の見解がわかります。
悩みながらもしっかりと育児に向き合っていることに対し、優しく背中を押してもらった気持ちになりますよ。
「育児書は必要」派の主張

育児書は必要だと言う人には、どんな理由があるのでしょうか。
以下にまとめてみました。
育児書はいらない?デメリットまとめ

育児書という言葉がなんとなく堅苦しく、敬遠してしまう方もいるのではないでしょうか。
以下に、育児書を読むデメリットを2つ挙げています。
- 読むのに時間がかかる
- 育児書通りにいかないこともある
読むのに時間がかかる
育児の悩みに直面するのは出産後ですが、出産後はゆっくり本を読む時間を作るのが難しいです。
動画やSNSの投稿などはすぐに読めますが、どうしても断片的な情報になってしまいます。
背景や詳細を省かずに書かれており、情報量が多いのが育児書の特徴です。
そのため、気になる育児書があれば出産前に読み切ってしまうことをおすすめします。
育児書通りにいかないこともある
子どもには個人差があり、育児の方法も千差万別です。
育児書の口コミには「うちには当てはまらなかった」「うまくいかなかった」というものも多くあります。
しかし、専門家の知識を知っておくことは、育児の幅を広げることにつながり、決して無駄になることはありません。
育児書は「この通りにしなければいけない」という行動制限をするものではないので、気になる育児書があれば気軽に手に取ってみてください。
「育児書はいらない」派の主張

実際に育児書を読んだ方の中には、「育児書はいらない」と感じた人ももいるようです。
人気の育児書おすすめ5選

以下に、おすすめの育児書を5冊紹介します。
育児中、特に不安を感じやすい「体の発達」「心の発達」「ネンネトレーニング(ネントレ)」「離乳食」「歯磨きや歯並び」について、1冊ずつ紹介しています。
ぜひ参考にしてみてください。
はじめてママ&パパの育児―0~3才赤ちゃんとの暮らし 気がかりがスッキリ!
子どもの1か月ごとの詳細な成長過程がフルカラー写真付きで載っており、月齢に合わせて出てきやすい育児の悩みはQ&Aの形で数多く載っています。

そのほかに
- 予防接種の時期と種類の一覧表
- 病気やけがの際の病院受診の目安やホームケア
などの情報もあり、あらかじめ少し先の月齢まで読んでおくと安心できます。
この1冊で、育児に関するほぼすべての基本情報が網羅できるため、初めての育児でわからないことが多い人におすすめです。
ちゃんと泣ける子に育てよう 親には子どもの感情を育てる義務がある
子どもにとって安心して泣ける環境があるということが、どれだけ心の発達に大事なのかということが、この本には書かれています。

子どもが「怒り」や「悲しみ」といったネガティブな感情をため込まず、自身で安全に抱えることができるようになるために親ができることは何か、という難しい内容ですが、対話形式で書かれているため読みやすいです。
- 子どもが泣くことに困ったり、不安を感じたりしている人
- 「反抗期」で悩んでいる人
- とても「よい子」を育てている人
上記のように、子どもの年齢や様子はさまざまでも、子どもとの向き合い方を改めて考えるきっかけになるため、とてもおすすめです。
忙しいママ&パパのためのフリージング離乳食
この本のおすすめポイントは、以下の2つです。
- フリージングを基本にしたレシピが載っている
- 1ヵ月真似するだけでよいレシピが載っている

フリージングを基本にしたレシピが載っている
1週間で必要な量を一気に作り、フリージングするレシピになっているため
- 毎回は時間をとれないため、まとめて作り置きしておきたい方
- ごく少量しか離乳食を与えない初期も、食材を無駄にしたくない方
におすすめです。
また、フリージングに関する基礎知識も詳細に載っており、衛生面についても勉強になります。
1ヵ月真似するだけでよいレシピが載っている
離乳食に関する本は「離乳食の基礎知識」「食物アレルギー」「レシピ」に関する情報が載っていますが、この本にはさらに、量やメニューを真似するだけでよい「進め方カレンダー」が1ヵ月ごとに載っています。
離乳食をどうやって始めたらよいのか、具体的な方法がわからないという方は、悩みを解消できますよ。
マンガでよくわかる 赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド 0歳からのネンネトレーニング
「ネンネトレーニング(ネントレ)」と聞くと身構えてしまうかもしれませんが、この本には「朝起きて、夜寝る」という生活リズムの整え方が書かれています。

生活リズムを安定させることで、日中子どもがご機嫌に過ごせるようになるため、「ママにも優しい」というタイトルになっており、
- 生後すぐから生活リズムが安定する月齢まで、時期に合わせた睡眠時間の目安がわかる
- 夜泣きや寝かしつけに悩み始めた段階からでもできる対策がわかる
- マンガのため短時間でも読みやすい
というのが特徴です。
- 子どもの生活リズムを整えたい
- 子どもの夜泣きや寝かしつけに悩んでいる
- ジーナ式ほど厳密でないネトレが知りたい
- 同居者にもネントレに協力してほしい
という人に、特におすすめです。
0歳からの歯育て わが子を愛するお母さんに伝えたい大切なこと
離乳食と並行して出てくる悩みとして、虫歯対策や歯磨きの方法があります。

この本では「虫歯予防」「歯並び予防」の2つの観点から、子どもの歯を健康に育てるために親が気を付けるべきポイントが書かれています。
タイトルは0歳からとなっていますが、出産前から子どもが18歳になるまで、長期間にわたっての「虫歯」「歯並び」両方の対策がわかるところが特徴です。
- 授乳方法や抱っこの方法も歯並びに影響する
- 離乳食のあげ方で気を付けること
- 仕上げ磨きで気にするべき箇所
など、基本情報ではあまり言及がない点についても、知識を得ることができますよ。
出産前&出産後のママさんなら、育児書以外にもおすすめの子育て雑誌がたくさんあります。
こちらも併せてチェックしてみてくださいね。
