バンボは、「いらない」「合って良かった」と両極端の意見が出るベビーグッズ。
そこで今回は、バンボの購入を迷っている方向けにメリット・デメリットをまとめてみました。
また、いつからいつまで使えるのか、代用品はあるのかなど気になる話題をご紹介していきます。
バンボはいつからいつまで使える?
バンボの対象年齢は、「首が据わる頃~14ヶ月頃」となっています。
そのため、使えるようになるのはだいたい3~4ヶ月頃からとなるでしょう。
バンボが使えるのは
4ヶ月頃~14ヶ月頃まで
ただし、適用体重は約10kgまでとなっているため、ちょっと大きい赤ちゃんだと1歳を待たずに使えなくなる可能性もあります。
また、足回りがムチムチで入らない、赤ちゃんが窮屈で嫌がるといったこともあり、実際には全く使えなかったという声もあるアイテムです。
バンボは必要?メリットまとめ
赤ちゃんが1人で座れるバンボは、首が据わるころになると購入を検討される方も多いのではないでしょうか。
座っている姿がとても可愛いだけでなく、バンボには以下のようなメリットがありますよ。
- 赤ちゃんの視野が広くなる
- 座らせて家事ができる
- お手入れが簡単にできる
- 写真を撮るときに便利
赤ちゃんの視界が広くなる
ひとり座りできる前の赤ちゃんは、うつ伏せや寝ている状態で床に近いところしか見えません。
しかし、バンボに座ると目線が高くなるため、視野が広がり普段と違う景色を見ることができます。
赤ちゃんが様々なものに興味を持つきっかけになりますし、知的好奇心を満たしてあげられますよ。
座らせて家事ができる
お風呂やトイレの掃除をしたいとき、離れた場所に赤ちゃんを1人にするのは心配ですよね。
そんなとき、近くでバンボに座らせておけば、赤ちゃんの様子を見ながら家事ができます。
お風呂に入るときも、脱衣所に置いて赤ちゃんに待機してもらえますよ。
バンボは1.2kgと軽いので持ち運びもラクチンです。
お手入れが簡単にできる
バンボは、ポリウレタンフォームでできており表面加工がされているため、汚れてもさっと拭くだけでキレイになります。
また、構造も凹凸がなく単純なので、汚れが奥に入り込こむことがありません。
赤ちゃんの離乳食や、よだれで汚れても簡単にお掃除ができます。
写真を撮るときに便利
赤ちゃんがずり這いやハイハイをするようになると、写真を撮りたくても動き回ってしまい、なかなか撮れないことがあります。
バンボに座ると、床で動くよりかは撮りやすいでしょう。
ひと月ごとに成長を写真で記録したい方など、写真を撮る機会が多い方はバンボがあると便利ですよ。
バンボはいらない?デメリットまとめ
一方でデメリットもあります。
育児グッズはどんどん増えていきますし、必要かどうかしっかり見定めてから購入したいですよね。
バンボのデメリットは次のようなものがあります。
- 太ももが太いと入らない
- 赤ちゃんが抜け出してしまう
- 離乳食をあげるときは注意が必要
- 使える期間が短い
太ももが太いと入らない
バンボの足入れの周囲は約28cmで、赤ちゃんが簡単に抜け出せないように少しきつめになっています。
そのため、太ももが太めの赤ちゃんだと足が入らないのです。
心配な方は、購入前にリサイクルショップや支援センターなどで、座れるかどうか確認すると良いでしょう。
また、ハイハイを始めて足がすっきりしてきたころに使用を再開してみてもいいかもしれません。
赤ちゃんが抜け出してしまう
足まわりがきつめに作られているものの、月齢が上がると赤ちゃんが自力で抜け出してしまうようになります。
生後10か月ごろには自分で出られるようになってしまう子もいるようです。
そのようなときには、バンボに付属している後付けできる腰ベルトを使用してみるのもよいでしょう。
離乳食をあげるときは注意が必要
赤ちゃんを座らせて離乳食をあげることもできますが、少し注意が必要です。
バンボは、座ったときに、おしりよりも脚が上になるため、赤ちゃんによっては胃が圧迫されて吐き戻してしまうことがあります。
まだ安定して座れず、前傾姿勢になりやすい低月齢の子は特に注意が必要です。
そのため、バンボに慣れてグラグラせず座れるようになってから、赤ちゃんが苦しくないか確認しながら食べさせてあげるようにしましょう。
使える期間が短い
バンボの対象年齢は首が据わるころから1歳4ヶ月で、さらに適応体重は10kgまでです。
生後3~4か月ほどで首が据わり、自由に動けるようになると座るのを嫌がる子が多いため、1年も使わないご家庭が多いのではないでしょうか。
そのため、もし気にならないのであれば中古品を安く購入した方がいいでしょう。
また、バンボには腰が据わってから3歳まで使用できるシリーズ「マルチシート」もあるため、こちらを購入してもよいかもしれません。
バンボ「ベビーソファ」と「マルチシート」を比較
バンボでは、ベビーソファとマルチシートという同じような見た目をした商品が2種類あります。
対象年齢や適応体重がそれぞれ異なるため、バンボの購入を検討している方はぜひチェックしてみてくださいね。
比較項目 | ベビーソファ | マルチシート |
---|---|---|
公式サイト での価格 | 9,680円 | 12,650円 |
対象年齢 | 4ヶ月頃 ~14ヶ月 | 6ヶ月頃 ~3歳まで |
適応体重 | 10kgまで | 15kgまで |
トレイ | 別売 | 付属 |
高さ調節 | できない | 4cm調節可能 |
用途 | 床置きのみ | 床置き 大人用のイスに 取り付けも可能 |
ベビーソファは早くから使えるのがメリットですが、高さ調節ができないなど、デメリットが多めです。
それに対し、マルチシートは使える年齢が6ヶ月頃からになってしまいますが、適応体重が15kgまでで長く使えるのが特徴です。
また、高さ調節ができトレイも付属しているため、離乳食などに活躍できるでしょう。
ただし、ベビーソファよりも3,000円ほど高いため、ご家庭の用途にあった方を選んでみてくださいね。
4ヶ月頃から使いたい方はこちら
長期間使いたい方はこちら
バンボは本当に必要か事前チェック!
ここまでバンボのメリット・デメリットをご紹介しましたが、まだバンボを購入するかどうか迷っている方もいるでしょう。
次はバンボの購入を迷ったときに、どのようなことに注意して決めればよいかご紹介していきます。
バンボの購入を決める際に気を付けるポイントは次の3点です。
- 赤ちゃんの足の太さをチェック
- 何を主な利用目的とするかを考える
- 中古品・レンタルも検討する
赤ちゃんの足の太さをチェック
バンボの足まわりは約28cmできつめに作られています。
ムチムチとした赤ちゃんは足が入らないため、購入前に赤ちゃんの太ももを測るか、リサイクルショップで座ってみるのが安心です。
何を目的とするかを考える
バンボを使用する目的はおおよそ次の3点になるでしょう。
そのうち、どれを最重視するかによって購入したほうがよいか、しなくてもよいか変わってきます。
- 家事をするときの待機場所
- 食事のときに座らせる
- 赤ちゃんの好奇心を満たしてあげる
家事をするときの待機場所
バンボは、赤ちゃんの待機場所としてとても使い勝手が良いアイテムです。
1.2kgの軽量で形状も持ちやすいため、移動もラクラク。
バウンサーなどと比べて小さく狭い所にも置けます。
狭い脱衣所でも、バンボなら置けることもありますから、掃除や入浴のときに赤ちゃんを近くに連れてくることができますよ。
食事のときに座らせる
食事のときの使用を主な目的としている場合は、バンボよりも対象年齢が上のブースターシートなどにしたほうがよいかもしれません。
バンボは1歳2か月までしか使用できないためです。
赤ちゃんの好奇心を満たしてあげる
座ると視野が広くなるため、赤ちゃんが色々なものに興味を持てます。
グズグズしている子が座ると楽しそうにすることもありますよ。
赤ちゃんの気分転換に使いたいという場合は購入してみてもいいでしょう。
中古品・レンタルも検討する
バンボは首が据わる生後3~4ヶ月から1歳2か月までが対象年齢です。
子どもが嫌がって座らなくなったり、自分で抜け出したりするようになると、使用期間はもっと短くなってしまします。
そのため、中古品やレンタルでも気にならないようでしたら、それも検討したほうが後悔しなくてすむかもしれません。
バンボの代用として使えるものは?
こちらでは、バンボの代用品をご紹介します。
バンボと似ている点もありますが、バンボより対象使用期間が長いものが多いです。
できれば成長しても同じものを使いたいと思う方もいるでしょう。
- バウンサー
- ブースターシート
- いす型ローチェア
バンボの代用品は次の3つになります。
バウンサー
バウンサーは生後1か月から2歳ごろまでを使用期間として作られているものが多く、バンボと違い首据わり前から使用できます。
足が太くても問題なく使用できますし、グラついて前傾姿勢になることもありません。
背もたれの角度が緩やかで離乳食は少し食べにくいですが、まだ少量しか食べないうちはバウンサーでも良いのではないでしょうか。
角度を緩めれば寝る姿勢に近いため、赤ちゃんの身体の負担になりにくいのも特徴です。
ブースターシート
ブースターシートはハイ・ロー兼用タイプのローチェアです。
大人イスに取り付けられて、床に置いても使用できます。
腰が据わってから3歳ごろまで使えるものが多く、中には5歳まで使用可能なものもあります。
ほとんどの商品に取り外しができるテーブルがついているため、離乳食も食べられますし、遊ぶときには邪魔になりません。
食事とあそびの兼用にピッタリです。
バンボからも発売されていますよ。
いす型ローチェア
いす型ローチェアはクッション性がなく大きめのテーブルがついています。
腰が据わってからしか使用できませんが、対象年齢が5歳までのものが多く1番長く使用できるでしょう。
座面が平らなため、食事をするときには楽な姿勢で食べられます。
食事での利用をメインにするのであれば、こちらがおすすめです。