歯磨きを嫌がるイヤイヤ期の子どもに悩むママ・パパさんは多いもの。
子どもが歯磨きをしないと、虫歯や歯周病のリスクが高まるため、嫌がっていてもなんとか歯磨きをさせなければなりません。
そこでこの記事では、歯磨きを嫌がる子どもに対処法23選をご紹介します。
子どもが歯磨きを嫌がる理由は?

「子どもが歯磨きを嫌がって、毎日の歯磨きタイムが苦痛……」そんなふうに思っていませんか?
小さな子が歯磨きを嫌がるのはよくあることですが、毎日イヤイヤされると本当に困ってしまいますよね。
そこでまずは、子どもが歯磨きを嫌がる理由を解説していきます。
- 痛い
- つまらない
- 急に歯ブラシが入ってくるのが怖い
- 口の中に歯ブラシが入るのが気持ち悪い
- 口の中が泡だらけになるのがイヤ
- 身体を押さえつけられるのがイヤ
- 長い間お口を開けるのがイヤ
- 怒られるのがイヤ
- 機嫌が悪い
痛い
仕上げ磨きの力が強いと、痛がっている可能性があります。
つまらない
子どもは歯磨きの必要性がわからず「無理やりやらされている」とつまらなく感じているかもしれません。
急に歯ブラシが入ってくるのが怖い
突然口に歯ブラシが入ってくるのが怖いと感じていることもあります。
口の中に歯ブラシが入るのが気持ち悪い
口の中に食べ物以外が入ってくるのが気持ち悪いと感じる子が多いです。
口の中が泡だらけになるのがイヤ
歯磨き粉の泡が口に溢れるのが気持ち悪いと感じることもあるようです。
身体を押さえつけられるのがイヤ
綺麗に磨こうとするあまり、お子さんを必死になって押さえてしまいますよね。
本当はそんなことしたくないけれど、虫歯にはなってほしくない……。
子どもも押さえつけられるのは嫌だと感じているかもしれません。
長い間お口を開けるのがイヤ
仕上げ磨きの間ずっと口を開けるのは、意外と疲れるものです。
大人は口を閉じて磨くため、なかなかその感覚が分からないですよね。
怒られるのがイヤ
「ちゃんと磨きなさい!」「どうして歯磨きしないの!」子どもが嫌がるほど、こちらもイライラして大声で怒ってしまうこともありますよね……。
「歯磨き=怒られるもの」だと思っているのかもしれません。
機嫌が悪い
歯磨きは寝る前など眠たいときにするのが多いですよね。眠くて余計に嫌がっていることもあります。
歯磨きを嫌がる子どもの対処法23選

「歯磨きが嫌な理由は分かったけれど、どうしたらいいの?」
「何をやっても磨かせてくれない」
そう困り果ててしまう気持ち、わかります。
こちらでは歯磨きを嫌がる子どもの対処法をご紹介します。
実際に「磨いてくれるようになった!」という口コミが多いものを集めました。
まだやったことがない方法はぜひ試してみてくださいね。
- 仕上げ磨きは優しくする
- 上唇小帯に気を付けて磨く
- 柔らかい歯ブラシを使う
- 歯磨きジェルを使う
- 歯ブラシを子どもに選ばせる
- 歯磨き粉を日替わりにする
- 「次はここを磨くね」と伝えてから磨く
- 磨く場所を子どもに選ばせる
- 虫歯の写真を子どもに見せる
- 子どもが好きなキャラクターのお面をつける
- ぬいぐるみに歯ブラシを持たせる
- ぬいぐるみの歯を磨かせる
- 歯医者さんごっこをする
- バイキン探しをしながら磨く
- ママパパとどっちが綺麗になるか勝負する
- キシリトールタブレットをあげる
- お互いに磨きあう
- 歯磨きアプリを使う
- 動画を見ながら磨く
- 電動歯ブラシを使う
- 手鏡を持たせる
- 絵本で歯磨きに興味を持たせる
- 歯磨きが楽しくなるグッズを活用する
仕上げ磨きは優しくする
しっかり磨こうとするあまり、強く磨いていませんか?
子どもの歯を磨くときに適正な圧力というものがあります。
強く磨きすぎると歯茎を傷つけ、子供が歯みがき嫌いになってしまう可能性も。
適正なチカラ加減は、100グラム〜150グラム。
キッチンスケールなどを利用して歯ブラシにかかっているチカラ加減を覚えましょう。
引用:だいご歯科クリニック
圧力をかけすぎている可能性があるため、仕上げ磨きに慣れていないうちはキッチンスケールで力加減を覚えると良いでしょう。
また、歯ブラシをペンのように持つと余計な力が入りにくいですよ。
上唇小帯に気を付けて磨く
上唇のスジを上唇小帯といいます。
ここに歯ブラシが当たると痛いため気を付けて磨きましょう。

指で上唇と上唇小帯を押さると歯ブラシが当たらないですよ。
柔らかい歯ブラシを使う
歯ブラシの毛先が硬いと歯茎に強い刺激が加わり痛いことがあります。
歯ブラシの毛が柔らかいものを選びましょう。

年齢に合ったものを使うことが大切です。
歯磨きジェルを使う
ジェルタイプの歯磨き粉は泡立ちが少ないです。
歯磨き粉の泡立ちがイヤな場合もあるため、ジェルタイプに変更してみてもよいでしょう。

特にフルーツ味がおすすめですよ。
歯ブラシを子どもに選ばせる
子どもに歯ブラシを選ばせてレジで購入するところまで一緒にやってみましょう。
なんでも自分でやりたい年頃のお子さんなら、自分で決めたことで歯磨きがスムーズになることも多いです。
歯磨き粉を日替わりにする
「今日は何味にする?」と聞いて子どもに選ばせると、自分で決めて納得することで嫌がらなくなることもあります。
「次はここを磨くね」と伝えてから磨く
磨く場所が変わるごとに歯ブラシを口から出して「次はここを磨くね」と伝えてから磨くと、子どもも安心できるでしょう
私たち大人も歯医者で何の説明もなしに口の中をカチャカチャされたらイヤですよね。
磨く場所を子どもに選ばせる
お話ができる子には、「次はこことここ、どっちがいい?」と聞いてみましょう。
子どもは自分で磨くところを決められて安心できます。
意思を尊重しながら信頼関係も築けるでしょう。
虫歯の写真を子どもに見せる
虫歯でボロボロになった写真を見せて「歯磨きしないとこんなふうになっちゃうよ」と歯磨きの大切さを教えてみましょう。
何をしても磨かせてくれなかった子が、すんなりと仕上げ磨きできるようになったという口コミも。
虫歯だらけの写真はヒィッとなりますよね。
どんなものよりも効果があるのかもしれません。
子どもが好きなキャラクターのお面をつける
子どもが大好きなキャラクターのお面をつけて、なりきってみましょう。
楽しく仕上げ磨きさせてくれたという声が多数ありましたよ。
ぬいぐるみに歯ブラシを持たせる
ぬいぐるみに歯ブラシを持たせて仕上げ磨きをすると、恐怖感がなくなるのか素直に磨かせくれることも。
ぬいぐるみの歯を磨かせる
なんでも自分でしたいお年頃の子には、ぬいぐるみのお世話をさせてみましょう。
「次は〇〇ちゃんね」と歯磨きに誘ってみてください。
歯医者さんごっこをする
懐中電灯を持って歯医者さんごっこで楽しい時間にしてみましょう。
バイキン探しをしながら磨く
「卵がいた!バイキンになる前にキレイにしよう!」と、その日食べたものをバイキンに見立てて退治しながら歯磨きする方法も。
子どもは歯磨きする意味を理解し、歯磨きの大切さも学べます。
ママパパとどっちが綺麗になるか勝負する
競争心が芽生えてきた子には、どちらが歯をキレイにできるか勝負してみましょう。
キシリトールタブレットをあげる
歯磨きのご褒美にキシリトールタブレットをあげると、徐々に前向きに取り組むようになる子もいます。
「歯磨き後に食べられる」と記載のあるキシリトールタブレットを選んでくださいね。

お互いに磨きあう
子どもに親の歯を磨いてもらうことで、歯磨きが好きになることもあります。
「私の歯も磨いて~」とお願いしてみましょう。
終わったあとにはしっかり褒めてあげてくださいね。
ママやパパからお願いすることで子どもが達成感を感じてくれます。
歯磨きアプリを使う
歯磨きをゲーム感覚で楽しめるアプリがあります。
アプリを使うために歯磨きしたいという子もいるほど。
自分の顔が画面に映るのも面白いですよ。

動画を見ながら磨く
歯磨きをテーマにした動画で歯磨きが楽しい、面白いと興味を持つことが大切です。
アンパンマンやしまじろうなど、お子さんが好きなキャラクターが登場する動画を見せるとより効果的です。
電動歯ブラシを使う
電動歯ブラシの振動が面白いのか、歯磨きを嫌がらなくなったという口コミがたくさんありました。
しっかり磨けて時間も短縮できます。

ただし、やはり子どもが電動歯ブラシを嫌がったらどうしようと心配ですよね。
はじめはお手頃価格で2,000円程度くらいの商品から試してみてはいかがでしょうか?
手鏡を持たせる
手鏡でお口の中を見ながら磨くと、どこを磨かれているのか分かり安心できます。
自分の顔を見ながら磨くのも面白いようですよ。
また、1人で磨くときも鏡に集中し動き回らなくなったという声もありました。
こどもちゃれんじなら、1歳までに入会すれば「音楽が流れるしまじろうの歯磨きミラー」がもらえます。
歯磨きを嫌がる赤ちゃんに効果絶大と人気ですよ!
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絵本で歯磨きに興味を持たせる
歯磨きをテーマにした絵本で、歯磨きの大切さや楽しさを学ぶこともできますよ。

読み聞かせ絵本の1冊として、本棚に加えてみてはいかがでしょうか。
歯磨きが楽しくなるグッズを活用する
「歯磨きを楽しくできるなら苦労しないよ!」そんな声も聞こえてきそうですが、意外と歯磨きグッズで磨けるようになることもありますよ。
次の「歯磨きが楽しくなるグッズ10選」では、「楽しく歯磨きできた!」という口コミが多いものをご紹介します。
ぜひ活用してみてくださいね。
歯磨きが楽しくなるグッズ10選

こちらでは、歯磨きが楽しくなるおすすめグッズ10選をご紹介します。
- ライオン チェックアップジェル
- エジソン カミカミ歯ブラシDX
- ピジョンはじめての仕上げ専用電動歯ブラシ
- ブラウンオーラルB すみずみクリーンキッズ
- STBヒグチ360度毛歯ブラシ POPOTAN
- ロッテ キシリトールタブレット(しまじろう)
- アンパンマンお面
- はみがきれっしゃ しゅっぱつしんこう!(絵本)
- ポケモンスマイル(歯磨きアプリ)
- モンスイユ もぐもぐパペット
歯磨きを嫌がらなくなったという口コミが多いものを厳選しました。
「これはいけるかも!」という商品があれば、ぜひ一度お手に取ってみてくださいね。
ライオン チェックアップジェル
フッ化物が配合されたジェル状の歯磨き粉で、歯科医でもよくおすすめされている商品です。
年齢に応じてバナナ、ピーチ、ブドウなど5種類の香味から選べますよ。

ジェルのためフッ素が口のすみずみまで広がりやすく、泡立ちが少ないのが特徴です。
研磨剤が無配合なのも子どもには安心ですね。
味は「おいしい!」と他の歯磨き粉を嫌がる子もいるくらい、使いやすい味です。
エジソン カミカミ歯ブラシDX
生後6ヶ月から使える、噛むだけで磨ける歯ブラシです。

赤ちゃんが持っても喉を突かない設計で、1人で持たせても安心。
100%柔らかいシリコンで、ずっと噛んでいるだけで歯茎のマッサージやお口の汚れ取りをしてくれます。
また、170度の耐熱性があるため、電子レンジや熱湯で消毒も可能。
歯磨きをさせてくれない赤ちゃんでも、これをカミカミするだけで磨けると思うと少し安心できますよね。
ピジョンはじめての仕上げ専用電動歯ブラシ
生後6ヶ月から使える電動歯ブラシです。
子どもの成長にあわせブラシを付け替えて幼児期まで使用可能。

振動モードが「ソフト」と「ハード」の2つあり、年齢や機嫌に応じて調整できるのもうれしいポイントです。
子どもが面白がって仕上げ磨きをさせてくれるようになったという声が多数ありましたよ。
LEDライトが光るのもおもしろいようです。
一度試す価値はありでしょう!
ブラウンオーラルB すみずみクリーンキッズ
3歳から使えるピカチュウの電動歯ブラシです。
ポケモン好きなら飛びつくこと間違いなし!

子どもの歯茎に安心な柔らかいブラシで優しく歯垢除去できます。
歯ブラシの中央部分はスポンジ毛になっているため、かみ合わせ部分まできれいに磨けますよ。
子どもが歯磨きを楽しむようになって、仕上げ磨きがラクになったという口コミがたくさんありました。
STBヒグチ360度毛歯ブラシ POPOTAN
360度ぐるっと毛が生えたブラシです。
普通の歯ブラシは嫌がるけれど、これなら磨けるようになった子も。

また、子どもが嫌がってもいちいちブラシの方向を気にせず磨けるため、効率よく仕上げ磨きができます。
また、口が開いたときに手早く磨けるのも良いところです。
ロッテ キシリトールタブレット(しまじろう)
甘味料としてキシリトールを100%配合したタブレットです。
イチゴとグレープの2つの味で、選びながら楽しく虫歯予防できるのがポイント。

子どもに人気のしまじろうで歯磨きに対するモチベーションアップにも効果的です。
ドーナツ型で砕いてあげやすく、万が一誤嚥しても気道をふさぎにくい形状です。
奥歯で噛めるようになる2歳ごろから食べられますよ。
アンパンマンお面
アンパンマンになりきって仕上げ磨き!
アンパンマンが好きな子なら喜ぶこと間違いなし!
このようなお面は、手作りできそうですが「なかなか作る時間なんてないよ……」という方も多いですよね。
歯磨き以外にも、子どもが嫌がるお風呂に誘導するのに使ったり、子どもがつけて遊んだりと使い道はたくさんあるため、思い切って購入してしまうのが良いでしょう。

お祭りなどですでに買ったものが家にあれば、今日からぜひ試しに使ってみてくださいね。
はみがきれっしゃ しゅっぱつしんこう!(絵本)
この絵本は、歯磨きが嫌いなたっくんのお口に、はみがきれっしゃがやってきて歯磨きをしていくストーリーです。

子どもに「はみがきれっしゃしに行こう!」「しゅっぱつしんこーう!」と声をかけると自ら進んで磨くようになったというレビューが多く、歯磨きを楽しいと思えるきっかけになるようです。
内容も簡潔でリズム良く読めますよ。
ポケモンスマイル(歯磨きアプリ)
ポケモンスマイルは、スマホやタブレット向けのゲームアプリで、ポケモンたちと楽しく歯磨きをするのがコンセプトです。
端末の画面にポケモンを被った自分の姿が映り、歯磨きをしてキチンと磨ければポケモンをゲットできる仕組になっています。

1~3分で磨く時間を決められて、どこを磨けばよいか教えてくれますよ。
ゲットできるポケモンは100匹以上。
簡単には集まらないため、毎日捕まえるために歯磨きしたくなるアプリです。
モンスイユ もぐもぐパペット
ウサギ、ライオン、ヒツジなどのかわいい表情をしたパペットです。
口が大きく開くため、歯磨きをして見せるのにピッタリ!

パペットの歯を磨いてから子どもの歯を磨いたり、パペットに歯ブラシを持たせて磨いたりといった使い方ができます。
歯磨き以外にも、着替えやごはんを嫌がるときにもパペットで誘導すると素直に話を聞いてくれることも。
カバさんのみ、布製の歯ブラシとバイキンがセットになっています。
このように、歯磨きを嫌がる子どもへの対処法はたくさん存在します。
まずは取り組めそうなものを選び、実践しながら子どもに合った方法を試行錯誤して見つけてみてくださいね。
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