赤ちゃん用の体温計は、いざという時のために一家に一台は置いておきたいアイテムです。
しかし、中には「赤ちゃん用の体温計はいらない」という声も。
そこで今回は、赤ちゃん用体温計のメリット&デメリットと、大人用の体温計で使えそうなものをご紹介していきます。
赤ちゃん用体温計は必要?メリットまとめ
赤ちゃんの毎日の体調管理や熱が出たときに必要な体温計。
大人と同じ体温計だと測り終わるまでに時間がかかったり、小さい体の赤ちゃんにはフィットしなかったりしますよね。
赤ちゃん用体温計は、赤ちゃんとママが使いやすいように作られているため、体温測定が楽にできます。
そこでまずは、赤ちゃん用体温計のメリットをご紹介していきます。
- 測定時間が短い
- 赤ちゃんの体にフィットしてズレにくい
- 赤ちゃんに優しい作りになっている
測定時間が短い
赤ちゃん用体温計を使う一番のメリットは、測定時間が短いことです。
動き回る赤ちゃんの体温を測るのは一苦労。
赤ちゃんが動くと体温計の位置がずれて、何回も測りなおさなければなりません。
その点、赤ちゃん用体温計は測定時間が短いため、動き回る赤ちゃんの体温を簡単に測れます。
赤ちゃんの体にフィットしてズレにくい
赤ちゃん用体温計は、赤ちゃんの体にフィットするように作られています。
大人用の体温計は、赤ちゃんには大きすぎて正確な体温が測れません。
しかし、赤ちゃん用の体温計なら脇に挟む部分の長さや角度が、赤ちゃんにぴったり沿うようになっています。
そのため、赤ちゃんが動いてもずれにくくなっています。
赤ちゃんに優しい作りになっている
赤ちゃんに優しい作りになっているのも、赤ちゃん用体温計の特徴です。
赤ちゃんのデリケートな肌を傷めないように、肌にあたる部分が柔らかい素材でできています。
わきの下で測る体温計は、先端が自由に曲がるようにできていて、赤ちゃんが動いてもわきの下を傷つけません。
不意に動く赤ちゃんをけがから守る作りになっており、安心して使うことができます。
赤ちゃん用体温計はいらない?デメリットまとめ
赤ちゃん用体温計が便利なのはわかったけれど、「本当に必要かわからない」「買っても使わないかもしれない」と悩んでしまいますよね。
実際に、赤ちゃん用体温計を使わなかったママもいます。
買ってから後悔しないために、赤ちゃん用体温計のデメリットをご紹介します。
- 値段が高い
- 大人用で代用できる
- 正確性に欠ける
順番に見ていきましょう。
値段が高い
赤ちゃん用体温計は、大人用の体温計よりも値段が高くなっています。
これは、赤ちゃんを守るために先端がまがるようになっていたり、肌にあたる部分が柔らかい素材でできていたり工夫が施されているからです。
また、測定音を消せる「ミュート機能」、体温を記憶してくれる「メモリー機能」といった様々な機能が付いています。
そのため、赤ちゃん用体温計はどの商品を選んでも値段が高いというデメリットがあります。
大人用で代用できる
大人用の体温計でも、赤ちゃんの体温を測れます。
「出産した産院でも大人用のものを使っていた」
「予防接種の会場も大人用の体温計だった」
というのが、赤ちゃん用体温計を使わないママたちの意見に多くみられました。
正確性に欠ける
赤ちゃん用体温計は、予測式のものが多いため正確性に欠けます。
予測式は、測定開始からの体温の上がり方をもとに計算して結果を表示する方法です。
早く測定結果が出るため、じっとしていられない赤ちゃんの体温を測るのには最適です。
しかし、予測して結果を出すため、実際の体温との誤差が生じます。
また、額やこめかみで検温する体温計は、外気の影響を受けやすく正確に計測できません。
「何度測っても体温がバラバラだった」と困ることもあります。
そのため、正しい体温を知りたい場合は、実測式(わきで約10分・口で約5分)の体温計で測った方が良いでしょう。
買う前にチェック!赤ちゃん用体温計選びのポイントは?
赤ちゃんの健康管理や発熱の時に使う体温計。
どんな機能がついていたら便利なのでしょうか?
赤ちゃん用体温計を買う前にチェックしておきたいポイントを解説します。
- 価格で選ぶ
- 測定部位で選ぶ
- 機能で選ぶ
ひとつずつ順番に解説していきます。
価格で選ぶ
赤ちゃん用体温計を選ぶときの1つ目のポイントは、価格です。
赤ちゃん用の体温計の値段は約2,000円からで、高いものだと10,000円以上します。
高ければメモリーの件数が多かったり、ミュート機能があったりと、体温計にプラスの機能がついています。
必要な機能と予算を検討し、ご家庭に合った体温計を選びましょう。
測定部位で選ぶ
2つ目のポイントは、測定する部位で選ぶことです。
赤ちゃん用体温計は、わきで測る体温計、耳で測る体温計、額やこめかみで測る体温計の3種類に分けられます。
わきで測る体温計
わきで測る体温計のメリットは正確に測れることです。
デメリットは、耳で測るタイプやおでこで測るタイプの体温計に比べると、計測にかかる時間が長くなります。
赤ちゃんが動くと測定部位がずれてしまうことも。
わきに体温計を挟んだら、二の腕のあたりを抑えてあげるとずれにくくなります。
耳で測る体温計
耳で測る体温計は、鼓膜の温度から結果を表示するため、外気の影響を受けにくい特徴があります。
耳の中での測定は、衛生面が気になりますよね。
多くの商品では、本体が直接皮膚に触れないように、付属のカバーをかぶせて測るので清潔に使えます。
また、カバーがなく綿棒で汚れをふき取るタイプもあります。
汚れが落ちにくいときは、消毒用アルコールを浸した綿棒で拭きとればよいのでお手入れも簡単です。
額やこめかみで測る体温計
額やこめかみで測る体温計のメリットは、測定にかかる時間が短いことです。
数秒かざすだけなので、体調が悪くて泣いている赤ちゃんや動き回る赤ちゃんでもストレスなく体温を測れます。
非接触のため、皮膚接触によるウイルス感染の心配がありません。
しかし、周りの温度の影響を受けやすいデメリットがあります。
気温や室温が高いときは体温が高く、低いときには体温も低く測定されます。
機能で選ぶ
3つ目のポイントは、体温計についている機能です。
赤ちゃん用体温計には、赤ちゃんの体調管理を助けてくれる様々な機能が付いています。
どのような機能がついているかを調べて、使いやすい体温計を選びましょう。
メモリー機能
メモリー機能は、過去に測った体温を記録してくれる機能です。
体温計によって記録できる件数や内容が違います。
体温だけでなく、測定日時も記録してくれるものもあります。
赤ちゃんの体調管理やワクチン接種後の体調の変化が、体温計を見ればすぐにわかりますよ。
温度計機能
赤ちゃん用体温計の中には、温度計機能がついている商品があります。
体温だけでなく、ミルクの温度やお風呂の温度を測れ、ほかに温度計を買う必要がありません。
ミュート機能
寝ている赤ちゃんの体温を測るときに便利なのが、ミュート機能です。
測定終了の音を消せるので、寝ている赤ちゃんを起こさずに体温を測れます。
人気の赤ちゃん用体温計おすすめ3選
「赤ちゃん用の体温計が欲しいけどどれを買えば良いの?」
そんな声にお応えして、ここでは、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングの人気商品から厳選したおすすめの3商品をご紹介していきます。
ピジョン チビオンフィット
赤ちゃんの脇の下専用体温計です。
30秒のスピード検温(予測検温時平均)が可能。
赤ちゃんのワキにもしっかりフィット。
0ヶ月から使えるためおすすめです。
オムロンヘルスケア オムロン 電子体温計 けんおんくん MC-682-BA
赤ちゃん~子どもまで長く使える体温計です。
「15秒予測検温」で、ぐずる前にさっと検温が終わります。
「やわらかプローブ」採用で、赤ちゃんの肌にやさしい柔らか素材で安心です。
日時がわかる10回メモリ機能付きで、メモをとらなくても日々の体温管理ができますよ。
シチズン 耳/額式体温計 CTD711
約1秒ですばやく測定!
耳やおでこにあてて、赤外線ですばやく測ることができます。
耳やおでこ検温のほか、物体表面温度や室温も測定でき、幅広い用途に活用できます。
赤ちゃんの沐浴やミルクの検温などにも活用できますよ。
大人用の体温計で赤ちゃんにも使えそうなものはどれ?
家族全員が同じ体温計を使えたら、経済的ですし、管理も助かりますよね。
ここでは、大人用体温計で赤ちゃんにも使えそうなものをご紹介します。
- RABLIS 非接触体温計 KA100
- シチズン 耳/額式体温計 CTD711
- ちゃいなび 非接触型体温計
ひとつずつ順番に紹介していきます。
RABLIS 非接触体温計 KA100
「RABLIS 非接触体温計 KA100」は、厚生労働省の登録を受けた機関で認定された、管理医療機器認証品です。
おでこで測定する非接触体温計で、測定ボタンを握ると約1秒で測定できます。
気温などの物体表面の測定や、連続して多人数の測定も可能。
家族が多くても短時間で体温が測れます。
バックライト体温によって3色に変わり、熱があるかないか視覚的に判断できます。
メモリー機能で記録できる体温は、過去99回分。
ついついメモを取るのを忘れてしまうママには助かる機能です。
シチズン 耳/額式体温計 CTD711
「シチズン 耳/額式体温計 CTD711」は耳でも額でも測れる2wayの体温計です。
測定時間は約1秒で、37.5℃以上の体温でアラームが鳴ります。
寒さに強く、気温が10℃あれば正確に計測できます。
耳検温のプローブカバーを付ける必要がなく、経済的です。
検温部分が汚れたときは、乾いた綿棒で拭きとれば使えます。
9回分の「体温測定結果」、「測定日時」、「測定モード(耳または額)」を記録します。
測定日時までわかるので、毎日同じ時間に体温の測定ができますよ。
ちゃいなび 非接触型体温計
ちゃいなび 非接触型体温計は、耳と額の両方で測定ができる体温計です。
大人モードと子供モードの切り替えができます。
子供モードは12歳未満の子供に使い、わきので測定された体温に補正された結果が表示されます。
20回のメモリー機能付き。
正常な時は緑色、高温の時は赤のバックライトになります。
また、測定終了時の音を消すミュート機能が付いていて、寝ている赤ちゃんを起こさずに体温を測れます。