赤ちゃん用の枕はいらないという意見もありながら、「絶壁を防ぐために必要!」といった声もあります。
そこで今回は、赤ちゃん用枕のメリット&デメリットをご紹介。
どんな枕が良いのか、人気商品から厳選したおすすめベビー枕もご紹介していきます。
赤ちゃん用の枕は必要?メリットまとめ

赤ちゃんを迎える準備をしている中で、
「赤ちゃんに枕は必要なの?」
「赤ちゃん用の枕を使うメリットは何だろう?」
と考える方も多いでしょう。
寝ている時間が長い赤ちゃんのための枕、そのメリットをご紹介します。
- 赤ちゃんの頭の変形を防ぐ
- 寝ハゲを防ぐ
- 吐き戻しを防ぐ
ひとつずつ順番にみていきましょう。
赤ちゃんの頭の変形を防ぐ
赤ちゃん用の枕を使うと、赤ちゃんの頭の変形を防げます。
赤ちゃんの頭の骨は、出産のときにママの狭い産道を通るため非常に柔らかく、同じ姿勢で寝続けると同じ部分に圧力がかかり頭の形が変形してしまいます。
そのため、仰向けに長時間寝ていると、後頭部が平らな「絶壁」になることも。
成長するうちに自然に治る場合もありますが、ゆがみがひどい時は矯正治療が必要となります。
また、左右どちらかを向く癖がある「向きグセ」。
向きグセがあると顔の形に左右差が出たり、折れ耳になったりします。
赤ちゃんの頭の形が気になるときは、ドーナツ型枕や真ん中がくぼんでいる枕を使うと、後頭部の圧が分散されるため丸みのある自然な頭の形になりますよ。
寝ハゲを防ぐ
寝ハゲを防ぐのも、赤ちゃん用の枕を使うメリットの1つです。
仰向けで長時間寝ている赤ちゃんは、布団との摩擦で後頭部の髪の毛が抜けてしまいます。
首が動かせる2~3カ月くらいになると、その摩擦で髪の毛が抜ける赤ちゃんもいます。
そんなとき、赤ちゃん用の枕を使えば悩みも解決!
真ん中くぼんでいるため、後頭部が布団と接触しないので摩擦で髪の毛が抜けません。
吐き戻しを防ぐ
赤ちゃん用の枕を使うと、吐き戻しを防げます。
赤ちゃんは胃と食道の境目が未発達です。
そのため、授乳後すぐに寝かせてしまうと母乳やミルクが逆流します。
また、生まれたばかりの赤ちゃんは、母乳やミルクを飲むときに空気も一緒に飲み込んでしまいます。
上手にゲップを出せないことも、吐き戻しが起こる原因です。
傾斜のあるタイプの赤ちゃん用枕なら、頭を少し高くできるため吐き戻しを防ぐことができるでしょう。
赤ちゃん用の枕はいらない?デメリットまとめ

赤ちゃん用枕のメリットはわかったけれど、
「本当に必要なの?」
「買う前にデメリットも知りたい」
という方も多いでしょう。
ここでは、赤ちゃん用枕のデメリットについてご紹介します。
- 赤ちゃんは枕を使う必要がない
- 窒息の可能性がある
赤ちゃんは枕を使う必要がない
大人の背骨はS字型カーブをしています。
枕はS字型カーブを維持し、睡眠中の体の負担を減らす役割があります。
しかし、赤ちゃんの背骨はC字型をしているため、枕を使う必要はないとも言えます。
赤ちゃんの背骨は大人と違いC字型なので、枕を使わなくても首への負担は少ないでしょう。
窒息の可能性がある
枕で顔を覆われてしまうと、窒息の可能性があります。
赤ちゃんは寝ている間も動き回ります。
「夜中起きたら、赤ちゃんの顔に枕が乗っていてびっくりした」
「赤ちゃんが自分で枕を顔に乗せていた」
というママさんの声も。
ママが近くで赤ちゃんの様子を見ていられるときに、使うようにしましょう。
買う前にチェック!後悔しない赤ちゃん用の枕選びのポイントは?

赤ちゃん用枕を買う前にチェックしておきたいポイントをご紹介します。
ぜひ、買うときの参考にしてください。
- 目的に合った枕を選ぶ
- 洗いやすさで選ぶ
- 素材で選ぶ
- 赤ちゃんの月齢に合った枕を選ぶ
ひとつずつ順番に解説していきましょう。
目的に合った枕を選ぶ
1つ目のポイントは、「目的に合った枕」を選ぶことです。
頭の変形や寝ハゲが気になる場合は、円形やドーナツ型の頭の圧力を分散する枕。
吐き戻しを防ぐためには、緩やかな傾斜の付いているタイプの枕と目的に合った枕を選びましょう。
洗いやすさで選ぶ
2つ目のポイントは「洗いやすさ」です。
赤ちゃんは体温が高く、寝ている時間が長ため首の後ろに汗をたくさんかきます。
また、はき戻しやよだれで枕はよく汚れます。
枕カバーがはずせる、または枕そのものが洗えるものを選べば常に清潔に保てます。
素材で選ぶ
3つ目のポイントは「素材」です。
赤ちゃんの肌に直接触れる枕。
肌への刺激を考えて、通気性がよく赤ちゃんに優しい素材を選びましょう。
パイル地
吸水性が高く、枕が汗でベタベタになりません。
ガーゼ
速乾性に優れ、洗濯してもすぐに乾きます。
肌触りの柔らかく、赤ちゃんに優しい素材です。
メッシュ
速乾性に優れ、熱がこもりにくいため蒸れを防ぎます。
赤ちゃんに合った枕を選ぶ
4つ目のポイントは、「赤ちゃんのサイズや月齢に合った枕」を選ぶことです。
枕には対象の月齢があるので、赤ちゃんの月齢や発達に合ったものを選びましょう。
また、赤ちゃんは生まれた時の大きさに個人差があります。
頭の大きさも違いがあるため、赤ちゃんの頭の大きさに合った枕を選ぶのも大切です。
「枕のサイズが赤ちゃんに合わなかったので、買いなおした」というママもいます。
サイズが合わない枕を使っていると、赤ちゃんの体に負担がかかり、骨の発達に影響を与えることも。
赤ちゃんの成長に合わせて枕も買い換えが必要です。
0ヶ月から使える!おすすめ赤ちゃん用枕3選

出産前に、ベビー用品は揃えておきたいという方も多いでしょう。
そこで今回は、0ヶ月から使えるおすすめの赤ちゃん用枕をご紹介!
Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングの人気商品から厳選した3商品を以下で紹介していきます。
ベビーまくら baby pillow コペルタ
普通の枕は圧力が偏るのに対し、コペルタの枕は中央にあるくぼみが赤ちゃんの頭に掛かる力を均等に分散させて、頭の変形を防ぎます。

高品質の天然オーガニックコットン、肌にやさしいパイル生地を使用。
吐乳の場合でもいつでも洗えるように予備カバーも付属しています!
Hidetex ベビーピロー
デザインが可愛いくまさん柄で人気のベビーピローです。

通気性に優れた生地なので、春・夏生まれの赤ちゃんにおすすめ!
低反発素材のため、しっくりフィットしていると評判に。
西川リビング ドリームリング まくら ミッフィー
寝具と言えば「西川リビング」です。
西川のベビー枕なら枕ごと丸洗いできるため、ミルクの吐き戻しや汗をかいてしまっても安心です。

肌に当たる側生地部分はふんわり柔らかな肌触りで、吸水性も良い綿100%使用。
コンパクトなサイズなので持ち運びも楽にでき、お出かけ先のお昼寝用にも便利です。
価格が安いため、洗い替え用に2枚購入する方も多いようですよ!
赤ちゃん用枕の代用として使えるものは?

赤ちゃん用の枕を買おうか迷う、洗い替え用の枕がない!
そんなときにベビー枕の代わりとして使えるのが「タオル」です。
タオルなら、吐き戻しや汗で汚れても洗濯ができ衛生的です。
使い方は簡単。
タオルを代わりにする方法は数回折りたたみ、赤ちゃんの頭の下に入れるだけ。
ただし、タオルを折って高さを付けすぎると、赤ちゃんの体に負担がかかってしまうので注意してください。
また、赤ちゃんが動いてタオルが顔を覆ってしまう危険もあるので、ママが近くにいて赤ちゃんの様子を見られるときに使いましょう。
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