ベビーゲートはいらないと必要性を問う声もありますが、実際問題どうなのでしょうか。
今回は、ベビーゲートの購入を迷っている方向けにメリット・デメリットをまとめてみました。
人気商品の紹介や代用品として使えるアイテムなど、ベビーゲートに関する気になる話題をご紹介していきます。
ベビーゲートは必要?メリットまとめ
ベビーゲートはいらないという声もありますが、実際に使っている人からは数々のメリットが挙げられています。
まずは、どのようなメリットがあるのかをチェックしていきましょう。
- 子どもが階段から落ちるのを防止できる
- 少し目が離れるときも安心
- ベビーサークルより安く場所を取らない
- 置くだけのゲートは間取りも気にせず壁も傷つけない
子どもが階段から落ちるのを防止できる
「階段によじ登ろうとして危ない」
「2階の寝室から気づかないうちに出て行って、階段から落ちそうになった」
階段がある家に住んでいる方は、このような経験をされた方が多いと思います。
そのようなとき、ゲートを設置すれば階段から転倒するリスクを減らすことが可能です。
目が離れるときも安心
「動き回るようになったから、トイレもゆっくりできない」
子育て中のパパやママは、このようなことを一度は思ったことがあるでしょう。
そんなとき、ゲートを設置すれば
「トイレ早く終わらせて戻らなきゃ!」
「片手に赤ちゃん抱えてゴミ捨て行くのが大変」
など負担を軽減してくれますよ。
もちろん、長時間子どもから目を離さないようにする必要はあるでしょう。
ベビーサークルより安く場所を取らない
ゲートと同じ役目をするアイテムに「ベビーサークル」があります。
しかし、ベビーサークルは、安くても約1万円からの商品がほとんどです。
また、場所もたたみ1.5畳分以上の広さを確保しないと置くことができません。
そういったこともあり、「ベビーサークルを置いたら圧迫感がすごい」と感じたママさんもいました。
しかし、ベビーゲートなら、安いもので約4,000円〜の商品があり、スペースの確保も不要です。
置くだけのゲートは間取りも気にせず壁も傷つけない
ベビーゲートの中には、置くだけで壁を傷つけないタイプもあります。
また、突っ張り棒タイプのベビーゲートは部屋の間取り次第では設置できないこともあります。
しかし、置くだけのゲートは部屋の間取りを気にする必要はありません。
ベビーゲートはいらない?デメリットまとめ
ベビーゲートには多くのメリットがある一方で、デメリットも少なからず存在します。
ベビーゲートを購入する前にデメリットについても必ず確認しておきましょう。
- 壁が傷つく
- 処分に手間がかかる
- 行き来が面倒くさい
- ゲートに関する事故が起こる
壁が傷つく
「ベビーゲートを設置していた場所の壁紙が剥がれて、賃貸退去するとき余計に修理費がかかった……」
このような経験をした方が少なくありません。
そのため、賃貸でベビーゲートを設置するときは、壁を保護するグッズの使用や、置くタイプのベビーゲートを使用すると良いでしょう。
処分に手間がかかる
3歳以降になると、ベビーゲートはほとんど不要になるため処分する人がほとんどです。
しかし、ベビーゲートは粗大ごみとして処分しなければならないため、お金がかかります。
不燃物として処分しようとしても、不燃物のゴミ袋の中に入るよう細かくしないといけないので手間がかかってしまいます。
行き来が面倒くさい
ベビーゲートを設置すると、跨いだりロックを解除したりしないと通れなくなるため、行き来が面倒になります。
そのため、トイレトレーニング中はとても厄介です。
「まだ出したらだめだよ!トイレまで行こうね!」
このように大急ぎでトイレに駆け込むことが多いでしょう。
しかし、その前にゲートがあれば邪魔で仕方ありません。
このように、面倒なだけでなくゲートが邪魔になってしまうこともあるでしょう。
ゲートに関する事故が起こる
ベビーゲートを使用することで、思わぬ事故が起きてしまうこともあります。
ベビーゲートに関する事故を下記にまとめましたので、購入前に一読してみてくださいね。
ベビーゲートに関する事故まとめ
ベビーゲートに関する事故について、以下のような事例が考えられます。
- ゲートのロックを子どもが解除
- ロック忘れ
- ゲートを乗り越える
- ゲートに挟まる
- ゲートにぶつかる
- ゲートが外れる
ゲートのロックを子どもが解除
親がゲートのロックを解除しているのを見て、解除の仕方を覚えてしまう子がいます。
自分でロックを解除し、ゲートを通過したことによる転倒事故や怪我の発生も多いんだとか。
ロックの解除は子どもに見えないようにするなど、対策が必要です。
ロック忘れ
ベビーゲートは、ゲートが開かないように必ずロックをしなくてはいけません。
しかし、ロックを忘れたためにゲートが開き、階段から転倒したケースもあります。
家事に育児に忙しい毎日を送るママたちならロックをかけ忘れてしまうことも十分にあり得ます。
ゲートを設置したら家の鍵同様、ゲートロックへの意識も高く持つことが大切です。
ゲートを乗り越える
1~2歳ぐらいになると、踏み台を使ったりよじ登ったりしてゲートを乗り越えようとします。
そのため、「頭から転倒して前頭部を怪我した」といった経験をされたママもいます。
ゲートを付けたからといって、100%安心というわけではありません。
「ゲートに鈴を付ける」など、子どもがゲートに触れていることが分かるように対策をしておきましょう。
ゲートに挟まる
「子どもの声がするので振り返ると、ベビーゲートに太ももが挟まってしまい抜けなくなった」
このような経験をされたママもいます。
ゲートの柵幅は約5.5〜8cm間隔になっており、意外と狭いものです。
また、ゲートに手を挟み大けがをした子もいます。
子どもの安全を守るゲートですが、設置するときは、子ども目線で危険がないかをよく熟考しなくてはいけません。
ゲートにぶつかる
小さい子は興味があるものに一直線です。
テーブルやゲートがあっても、お構いなしにハイハイやよちよち歩きで向かってきます。
そのため、ゲートに激突して顔や頭をケガすることもあるでしょう。
ぶつかっても安心なメッシュ素材のゲートもあります。
ベビーゲートを選ぶ際には、子どもの性格も考えながら検討すると良いでしょう。
ゲートが外れる
「ちゃんと設置したはずなのに、ゲートが外れてしまった」
このようなことが多く起こっています。
原因は、設置して時間が経つとゲートが緩んだり、子どもの力が強く外れたりするからです。
そのため「階段から落ちて子どもがケガをしてしまった」と背筋が凍るような経験をしたパパやママたちが多くいます。
ゲートを設置したら、定期的に安全チェックをするよう心掛けましょう。
後悔しないベビーゲート選びのポイントは?
ベビーゲートは、突っ張りタイプ・ネジ固定タイプ・おき型タイプの3種類があります。
素材も、木製・プラスチック・スチール・メッシュなどさまざまです。
しかし、選ぶときのポイントは「どの場所を赤ちゃんからブロックしたいのか」が一番重要です。
ゲートを設置したい場所ごとに、ゲートを選ぶポイントをまとめました。
キッチン・玄関
行き来が多いキッチンや玄関にゲートを設置したい方は、開閉機能が付いたゲートをおすすめします。
ただし、開閉部分のロックを子どもが解除できないよう工夫が必要です。
お風呂・トイレ
お風呂やトイレには、置くタイプのゲートをおすすめします。
なぜなら、お風呂やトイレは「一時的に赤ちゃんの侵入を防ぎたい」という方が多いからです。
また、ゲートの素材として赤ちゃんが激突しても痛くないメッシュタイプのゲートがありますが、湿度が高い場所なのでメッシュタイプではなく、プラスチックタイプのゲートがよいでしょう。
階段
階段は転落の恐れがあるので、しっかり設置ができる「ネジ固定式」がおすすめです。
突っ張りタイプや置くタイプだと転落の可能性があります。
しかし、ネジ固定式もネジが緩んできたらゲートが外れる危険性があるので、定期的に設置状況を確認しましょう。
テレビやストーブ
「テレビをたたいて傷つく」
「ストーブでやけどしないか心配」
このような場合は、置くタイプで囲い式のゲートを利用するとよいです。
テレビやストーブの周りは、突っ張れる場所や、ネジをねじ込む場所がないことがほとんどでしょう。
そのため、間取りを気にせず設置できる置くタイプが活躍します。
ただし、ストーブに設置するときは、メッシュ素材や木製のゲートは火事の危険があるので、スチール製のゲートを選ぶようにしましょう。
人気のベビーゲートおすすめランキング3選
ここでは、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングの人気商品から厳選したおすすめの3商品をご紹介していきます。
ベビーゲート選びで悩んだときには、以下の3つを検討してみてくださいね。
アイリスプラザ ベビーゲート
アイリスプラザのベビーゲートは、低価格で使いやすいため人気です。
拡張フレーム付きなので、幅の微調整もすることができますよ。
ダブルロック式で上下2ヶ所にロックがかかるため、子どもが簡単に開けられないというのも大きなポイントです。
タンスのゲン 木製 ベビーゲート
家の雰囲気に合わせて、木製のベビーゲートがお好みであればこちらがおすすめです。
オートロック機能付きですので、閉じ忘れによる事故を防ぐこともできるでしょう。
日本育児 ベビーゲート/ペットゲート おくだけとおせんぼ
簡単にどこでも設置できる「おくだけとおせんぼ」。
キッチン、階段下、洗面所、浴室前、玄関など壁や柱を傷つけずにおくだけで設置できますよ。
メッシュ素材のため、向こう側がよく見えて赤ちゃんもママも安心して過ごすことができそうです。
ベビーゲートの代用品は?
ベビーゲートを買おうか悩んでいる、そんな方はひとまず代用品を検討するのも良いでしょう。
以下に、ベビーゲートの代わりに使えそうなアイテムをピックアップしてみました。
- 突っ張り棚
- 部屋にカギをつける
- 人工芝で代用
- 収納ボックスや段ボール
突っ張り棚
ベビーゲートの代わりにホームセンターなどで売られている、台所用の「突っ張り棚」を使用するママもいます。
高さが足りないときには、二段にして設置することも。
突っ張り棚は、ベビーゲートより安く手に入ります。
しかし、棚なので開閉機能などはありません。
そのため、来客があるときは毎回外すか、乗り越えてもらうしかありません。
このように行き来が面倒になるのがデメリットです。
部屋にカギをつける
「部屋にある危険個所を片付けてドアに鍵をかける」というママもいます。
安全な部屋に子どもと一緒にいれば、チョロチョロ動き回られても、心配は減るでしょう。
しかし、部屋から親が出て、目が届かなくなるのは危険です。
どんなに安全な部屋にしても、必ず目が届くようにしておきましょう。
人工芝で代用
「ゲート買わなくても、人工芝で代用できるよ」というママもいます。
人工芝のチクチクした感じが嫌で、赤ちゃんは人工芝の上を通ることができません。
裏面はさらに凸凹しているので、裏面を使用している人もいます。
しかし、人工芝の効果があるのは4週間〜2か月程度で、最終的にチクチクに慣れて人工芝を突破します。
また、赤ちゃんが人工芝に突っ込み顔をケガした経験があるママもいます。
ケガの事例が多い、すぐに突破されてしまうというデメリットがあるため、人工芝はあまりおすすめできません。
収納ボックスや段ボール
段ボールや収納ボックスを積み上げてゲートにするという方法も。
西松屋の「座れる収納ボックス」は丈夫で、中には洋服やおもちゃの収納が可能です。
そのため、ゲートとしてだけでなく、収納としても役立ちます。
しかし、突っ張り棚同様に、行き来するときはいちいちどけなくてはいけないため、面倒くさいのがデメリットです。