生後1ヶ月や2ヶ月の赤ちゃんを連れての旅行は、「あり」なのか「なし」なのか。
赤ちゃんがまだとても小さく、親の手がかかる時期であるため、旅行には不安がつきものです。
しかし、正しい準備と計画を立てれば、赤ちゃんを連れての旅行も楽しめます。
この記事では、赤ちゃんを連れの旅行に必要な持ち物や注意点についてまとめました。
ぜひ、赤ちゃんとの思い出に残る旅行を計画する際の参考にしてください。
\ 安心の宿が集結! /
赤ちゃんが生後1ヶ月まで外出を控えた方が良い理由とは
赤ちゃんは、一般的に生後1ヶ月まで外出を控えた方が良いとされています。
まずはその主な理由3つについて解説していきます。
- 赤ちゃんには刺激が強いから
- 産後の体を守るため
- 抵抗力が不十分だから
赤ちゃんには刺激が強いから
赤ちゃんは生後1ヶ月頃にやっとお家での生活に慣れてきます。
お家以外の環境は、赤ちゃんにとってまだまだ刺激が強いのです。
慣れない外の環境下では、赤ちゃんは当然疲れやすくなってしまいますね。
また、生後1ヶ月の赤ちゃんは目安として1日14~17時間眠ると言われており、昼夜の区別もつきません。
外での刺激が強いと赤ちゃんが上手く眠れず、生活リズムが乱れることもあるため注意が必要です。
産後の体を守るため
産後の体はダメージを受けています。
産後しばらくは、ママの体調は万全ではありません。
ママの体が妊娠前の状態に戻るまでを産褥期と呼びますが、その期間は産後約6~8週間。
赤ちゃんが生後1ヶ月の時点では、ママも産褥期を終えていません。
また、生後2~6週ごろは赤ちゃんの泣きのピークでもあり、赤ちゃんにかかりきりになって心身ともにいちばん疲れているころでもあります。
そのため、身体に負担がかかる外出はなるべく控えるべきと言えるでしょう。
抵抗力が不十分だから
生後1ヶ月の赤ちゃんは、まだ体温調節が上手くできません。
抵抗力が弱く予防接種も十分でないので、感染症などにかかるリスクが高い状態です。
1ヶ月検診を受けるまでは、安心できないと言われています。
可能な限り外出は控えた方がよいでしょう。
短時間から外出を練習する方法
それでは、1ヶ月検診が済んだらいきなり外出しても良いのでしょうか。
外出自体はOKですが、まずは短時間から赤ちゃんに慣れてもらいましょう。
最初は5分程度のお散歩からスタートするのがおすすめです。
ただし短時間のお出かけであっても、ベビーカーや抱っこひもを使い、両手での抱っこで外出するのは避けましょう。
また、ベビーカーを使うときも抱っこアイテムを持っていると、もし赤ちゃんが泣き出してしまったとき抱き上げてもベビーカーを押して歩けます。
初めての赤ちゃん旅行なら「ウェルカムベビーの宿」がおすすめ
赤ちゃんを連れて初めて旅行するなら「ウェルカムベビーの宿」がおすすめです。
ウェルカムベビーの宿とはどんなサービスが受けられるのでしょうか。
特徴&サービス内容を解説します。
「ウェルカムベビーの宿」とは?
ウェルカムベビーの宿は、赤ちゃんや子ども連れの家族が安心して宿泊やレジャーを楽しめる宿や施設です。
ミキハウス子育て総研株式会社が2008年3月1日から認定を始めました。
認定項目100項目のうち70項目以上を満たす宿・施設のみが認定されています。
どんなサービスが受けられる?
ウェルカムベビーの宿には、赤ちゃんや子どもが安全かつ快適に過ごせる宿や施設が認定されています。
- ベビールームがある
- 安全性の高いレイアウトの部屋
- お食い初めができる宿
- 旅行デビュー応援プランのある宿
- 月齢に応じた離乳食の提供
- ベビーカーの貸し出し
上記のように、パパママに嬉しいサービスが受けられるのです。
ただし、細かいサービス内容は施設によって異なるため、事前にネットや電話で確認しておきましょう。
赤ちゃんと旅行をするなら、ぜひ「ウェルカムベビーの宿」から選んでみてくださいね。
生後1ヶ月や2ヶ月の赤ちゃんが旅行する際の持ち物まとめ
続いて、実際に生後1ヶ月や2ヶ月の赤ちゃんと旅行する際に必要な持ち物を確認しましょう。
現地で調達できるものはリストから外してもOK。
旅館の備品もあらかじめ確認するのがおすすめです。
赤ちゃんの抱っこで両手もふさがりやすい時期なので手荷物が減って身軽に旅行できるのは嬉しいですよね。
- 必ず持っていくアイテム
- あると便利なアイテム
- 宿で借りられる可能性が高いアイテム
今回は、上記3つのポイントに分けてお伝えしていきます。
必ず持っていくアイテム
生後1ヶ月や2ヶ月の赤ちゃんと旅行する際に必要なアイテムは次の通りです。
持ち物リスト
- おむつ、おしりふき、匂わない袋
- 粉ミルク、哺乳瓶、水筒(調乳用)
- 哺乳瓶洗浄グッズ
- 授乳服または授乳用ケープ
- おもちゃ
- 着替え
- スタイ
- おくるみ
- 抱っこ紐
- ビニール袋
- ベビーソープ、保湿用クリーム、バスタオル
- 母子手帳、保険証、医療証、常備薬
- 除菌シートまたはジェル
- 手口拭きシート
持ち物のポイント
公共の交通機関に乗る場合には、大きな音の出るおもちゃは避けましょう。
いつものおもちゃと新しいおもちゃの2種類用意しておくといいですね。
また、なるべく荷物を小さく・少なくするのがポイントです。
例えば粉ミルクなら、キューブタイプがおすすめです。
また、先に荷物を旅館に送ってしまうというのも1つの手です。
荷物を送る場合はホテルに確認の上、宅配業者を利用して元払いで送りましょう。
あると便利なアイテム
赤ちゃんとの旅行で「あると便利なもの」をリストにまとめました。
全体の荷物の量や移動方法によって調節してください。
持ち物リスト
- チャック付き保存袋
- ウェットティッシュ
- 虫よけスプレー
- 冷却シート
- おむつ替えシート
- ベビー用爪切り
- おしゃぶり
- ブランケットやミニ扇風機
持ち物のポイント
チャック付きの保存袋は、食べかけのお菓子や汚れた衣類など様々なものを密閉できるので便利です。
ウェットティッシュは手口拭き用と除菌用の2種類あると安心でしょう。
また、体温調節ができない赤ちゃんのために保温・保冷グッズは用意しておくのがおすすめです。
宿で借りられる可能性があるアイテム
最後に、宿で借りられる可能性が高いアイテムも紹介します。
持参しなくても問題ないアイテムなら、いっそのこと持っていかない方が荷物は少なくなります。
ぜひ宿泊予定の宿の備品や貸し出し可能アイテムを確認しておきましょう。
アイテムリスト
- おむつ
- おむつバケツ
- おむつ替えシート
- 調乳ポット
- 哺乳瓶消毒グッズ
- 授乳まくら
- ベビー布団
- ベビーベッド
- ベビー用バスタブ
- ベビーソープ
- ベビーカー
貸し出しアイテムのポイント
借りられるアイテムは宿によって変わります。
また、おむつのサイズを伝えておけば好きなだけ使ってよい宿や、座ったままチェックイン・アウトの手続きができる宿など、サービスもさまざま。
事前にサービス内容をしっかりとチェックして手荷物を調整しましょう。
生後1ヶ月や2ヶ月の赤ちゃんが旅行する際の注意点
生後1ヶ月や2ヶ月の赤ちゃんと旅行する際はどんなことに気を付ければよいのでしょうか。
主に次の4つには注意が必要です。
- 人混み
- 時期と行先
- 赤ちゃんの生活リズム
- 体温調節グッズ
人混み
生後1ヶ月や2ヶ月の赤ちゃんと旅行する場合、人混みや人が多い時間帯は避けましょう。
新生児のうちは抵抗力が弱く、思わぬ病気にかかってしまう恐れがあります。
生後半年まではママから受け取った免疫があると言われていますが、母体由来の免疫では防げない感染症もあります。
赤ちゃんの免疫は母乳や胎盤などを通して母親から与えられていますが、全ての感染症に対して有効というわけではありません。
具体的には、百日咳や結核などの病気は、感染力が強く、ウイルスが胎盤を通過して赤ちゃんに感染してしまうというケースもあります。
引用:自然免疫応用技研株式会社
また、人が少ない方が赤ちゃんにとっての刺激も少なくて済むというメリットもあります。
時期と行先
赤ちゃんと一緒の旅行なら、インフルエンザなどの流行しやすい時期や熱中症などの危険性がある時期は避けるべきでしょう。
できる限り、春や秋の穏やかな気候の時期を選ぶようにしましょう。
また、急な病気でも医療機関に連れていきやすい国内の観光地などを旅行先に選ぶと安心です。
さらに、旅行先の「赤ちゃんの駅」はどこにあるのかを事前に確認しておくと便利ですよ。
外出先で、おむつ替えや授乳をする場所がなくて困ったことはありませんか。
そんな時に頼りになるのが赤ちゃんの駅です。区では子育て中のお母さんが子どもと一緒に気軽に外出できる環境をつくるため、区内の保育園などを赤ちゃんの駅に指定しています。
引用:赤ちゃんの駅|板橋区公式
赤ちゃんの生活リズム
赤ちゃんの生活リズムをキープするために、深夜や早朝、またはお昼寝タイムなど、睡眠時間をうまく使い移動にあてるのもいいアイデア。
食事とお昼寝をいつも通りにすれば、旅先でのお世話もスムーズにできます。
移動のタイミングでちょうど寝てくれるよう、途中で寝かせず、お腹いっぱいにもさせないよう工夫できるといいですね。
体温調節グッズ
生後1ヶ月や2ヶ月の赤ちゃんは、まだ上手く体温調節できません。
そのため体温を調節できるようなグッズを用意しておきましょう。
サッと羽織れるような薄手の上着やおくるみなどがおすすめです。
大判のバスタオルなら体をふくためにも、おくるみの代わりとしても使えるので便利です。
\ 安心の宿が集結! /
赤ちゃんが飛行機に乗る際の注意点
赤ちゃんは飛行機に乗るときも注意が必要です。
次のポイントを確認して飛行機の搭乗に備えましょう。
- 座席の位置
- 周囲への声掛け
- ベビー向けサービス
- 優先搭乗
- 旅行保険
座席の位置
月齢が低い赤ちゃんほど、おむつ替えを頻繁にしなければなりません。
また、授乳や泣き止まないなど、やむを得ず席を立つこともあるでしょう。
赤ちゃんと飛行機に乗る際には、基本的に通路側の座席を選ぶのがおすすめです。
周囲への声掛け
赤ちゃんが泣いてしまうのは当たり前のことですが、周りの席の方へ一言声をかけておくことをおすすめします。
何かあったときに手を貸してくれるかもしれませんし、泣いてしまったときにパパ・ママも気がラクになりますよ。
ベビー向けサービス
利用する鉄道会社や航空会社などのベビー向けサービスは事前に確認しておきましょう。
たとえばバシネット(機内に設置できる赤ちゃん用の簡易ベッド) があれば、赤ちゃんを抱っこし続けなくても済みます。
バシネットを設置できる座席や利用できる赤ちゃんの年齢・体重を航空会社に確認してから、早めに飛行機の予約を取るようにしましょう。
優先搭乗
赤ちゃん連れなら「優先搭乗」ができることがほとんどです。
優先搭乗は、赤ちゃん連れや病気やケガをしている方などが先に飛行機に乗れる仕組みです。
たとえば以下のような航空会社では優先搭乗のサービスがあります。
赤ちゃんと一緒なら、事前に航空会社に連絡しておくと優先的に飛行機に搭乗できる場合が多いでしょう。
ただし、優先搭乗を利用して早く乗った方がよいとは限りません。
離陸までに時間がかかり座席にいる時間も長くなってしまうからです。
どちらがよいか慎重に検討することをおすすめします。
旅行保険
旅行に行く際は旅行保険への加入も検討してみてください。
旅行保険に加入しておくと旅行中のケガによる治療費を補償してくれます。
乳幼児だと加入できない保険から月齢による制限がない保険までさまざまです。
旅行保険で生後1ヶ月でも加入できるプランを3つ紹介します。
国内旅行保険については生後1ヶ月でも入れる保険が少なく、調べた結果該当したのはau損保のみでした。