母子手帳リレートーク

 

母子手帳を、最初に手に取る育児書に

carino.mmm主宰 小野 真由子

国際ホリスティックセラピー協会 チャイルドセラピスト認定講師(http://ihta.or.jp/

IHTAの認定講師としてスクールや大学での講師等、ベビーマッサージを中心に赤ちゃんサインやベビーヨガレッチ、0歳から楽しめるアロマテラピーなどの講座を文化センターや企業の行っているママ支援などをフリーで行っています。

ママが楽しければ子どもも楽しい!をモットーに現代女性のライフスタイルに合わせた楽しい育児を提案しています。

(1)現場から見えてくる子どもの現状と課題

ストレスがたまって子どもにあたってしまう。私ってこんなに小さい人間だったかな?と自己嫌悪です。

子ども好きだと思っていたのに実際産んでみたら思ったほどでもなかったみたい・・・。

と言った声。思い描いていた理想と現実のギャップ。これだけ読むと衝撃的でとても身勝手なことを言うママにも聞こえますが、私の周りにいるママさんは20代から40代と年齢層が幅広く、今まで過ごしてきたライフスタイルも、お子様に対して注げるご自身の体力もそれぞれ違います。

そして多くの方が、出産はとても大変そう。育児も大変そうだけど、まぁ、なんとかなるでしょう。と思っています。しかし実際は「寝ない、飲まない、泣き止まない。」赤ちゃんのこの3ない運動に疲れてしまい、なぜ○○してくれないの?の「なぜ?」が溜まっているママが多いのです。

そこでママと赤ちゃんを招いてのベビーマッサージ教室では、触れる・見つめる・話しかけるという刺激をどのようにアプローチするかを考えています。比較的育てやすい赤ちゃんで、子どもが大好き!もっともっと触れ合いたい!と言う方には更なるスキンシップを楽しむためのベビマを。

逆に「なぜ?」が溜まっている方や触れる事自体に戸惑ってしまうと言う方には、触れることのメリットや一つ一つの手技効果をお伝えするようにしています。例えば、「胸郭を広げて呼吸を深く。呼吸が浅いと脳に行く酸素も少なくなりますよ~。ママは正しい姿勢と猫背の時、深呼吸をするとどう違うか感じてみて下さい」といった具合に効果をその場で感じてもらいます。すると、自然とママが赤ちゃんに「吸って~吐いて~。気持ちいいね~。」など話しかけ、気持ちを共有しているのです。しばらくすると、ママは赤ちゃんに触れていることで自分が癒されていることに気が付きます。赤ちゃんはぐずりが減り、ママも笑顔になります。そして母子共に笑顔が増えることでパパも安心します。ママが感じたベビマの効果をパパに伝えることで、パパが積極的に赤ちゃんにベビーマッサージを行うようになったり、ベビマを通して夫婦のスキンシップが増えることもあります。こうして笑顔も触れ合いも家族中にあふれるのです。

触れているようで触れていない。見ているようで見ていない。話しかけているつもりで話しかけていない。

そのような事もないように、赤ちゃんサインやアロマテラピーなどアプローチは様々ですが、赤ちゃんと触れ合って気持ちを共有できるツールを一つでも多く、そしてたくさんの方に笑顔になってもらえたら、と思っています。

(2)母子手帳と課題解決の関係性と可能性

初めて見た母子手帳は主人のものでした。結婚して義母から託された母子手帳は、今まで主人がどのように育ってきたのが分かり、なんだか不思議な感覚だったのを覚えています。義母が筆まめな性格なのもありますが、乳幼児期の際にびっしりと書き込まれた病状や不安な気持ちの数々・・・。子をもつ親となり、痛いほど気持ちが伝わってきました。成長の記録もきちんと書き込まれ、「育児賞」なるものがあるなら表彰したいほど完璧でした。

そして、娘を身ごもったときに私がもらった母子手帳。義母のように書き込もうと思っていたのに、現在七歳になる娘の母子手帳は成長するにつれ必要最低限しか書き込まれていない状態。母が書いた私の母子手帳も同じようなものだったので、おそらく血ですね(笑)

さて、そのような娘の母子手帳ですが、発育の目安についてはよく目を通していました。1歳の項目に「バイバイ、こんにちは等の身振りはしますか?」「おいで、ちょうだい等の簡単な言葉がわかりますか」があります。赤ちゃんサインの授業ではこのようなジェスチャーを6ヶ月頃から赤ちゃんに見せるのですが、1歳になったときに初めてやりましたというママや、実家に帰ったときに赤ちゃんサインなんて知らないはずなのに母が「ちょうだい」のサインをやっていたのでビックリした。という方がいます。

私は母子手帳は妊娠して最初に手にとる育児書になれば良いと思っています。核家族が増え、祖父母がいつも一緒にいるという環境ではない今、遊び方やあやし方もあまり知らない方がいます。子どもとの遊び方や触れ合い方などを紹介することで、母子手帳一冊あれば育児が出来、情報過多による悩みも少なくなるのではないでしょうか。

また、目を通す機会が増えることで、成長の記録を書き込む機会も増えると思います。育児がひと段落した時、お子様が成人して母子手帳を誰かに託すとき、それが自分に対しての「育児賞」となるように。すくすくと育った子どもに対しての「育児証」であるように。そのような母子手帳であってほしいと願います。

(3)子育ておすすめアイテム

オススメアイテムは、「顔」。喜怒哀楽はもちろん、いい香り、美味しいなど嗅覚や味覚に対しての感情を表現して、伝える事が出来るのが「顔」です。

一緒に泣いて笑って、喜んで!

気持ちを共有する人がいることで子どもは安心します。また、自分には理解者がいるという事が自信に繋がります。そして、ママが悲しいときや嬉しいとき・・・。その気持ちも子どもに伝わります。

ママが楽しければ、子どもは楽しい!

好きな歌を歌ったり、料理を一緒にしたり、アロマテラピーで癒されたり!是非是非、好きなことをお子さんと一緒に笑顔で楽しんでください。

 

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