母子手帳リレートーク

母子手帳は、愛されていることを伝えるツール

隠岐諸島でまちづくりプランナーをするアリサさん
地域住民の合意形成を作る際のお手伝い、特産品の開発、障害者の雇用支援など、行政の支援をしています。20歳、学生のときに妊娠。現在、10歳の女の子がいます。
母子手帳をもらった年と場所:2000年 帯広市

町づくりプランナーとして活躍するアリサさん。20歳、学生のときに出産したため、育児には戸惑うことが多かったそうです。そんなとき、拠り所になったのが母子手帳でした。10歳の娘さんとのコミュニケーションにも役立っているという母子手帳。そんなアリサさんに、母子手帳についてお話を伺いました。

母子手帳についての5つの質問

(1)母子手帳をもらったとき、どんな気持ちでしたか?

妊娠6ヶ月くらいでもらったので、「へ~、これが母子手帳かあ」というくらいの気持ちでした。表紙デザインはオーソドックスなのがいいなぁと思っていたので、素敵なイラストのものでよかったって思いました(笑)。

(2)母子手帳があってよかったところは?

年齢ごとのページになっているのがいいところ。年齢ごとの成長の目安があって、検診のときに保健婦さんがチェックしてくれるんです。普通に成長してるってわかるから安心でしたね。

うちの子は、歯がなかなかはえなかったんですよ。それで、自分の母子手帳をみたら、私も1歳半まで歯が生えてなかったんです。歯が生えない子はいないし、私も同じだったから問題ないって言われて、安心しました(笑)。そのとき初めて、自分の母子手帳と見比べましたね。

(3)母子手帳に足りないところは?

自由に書く欄がないんです。小さくて写真を貼るところもないんですよ。だから、手形や写真を貼ったり日記を書いたりできる赤ちゃんノートを買いました。ノートは思い出用で、手帳は成長に必要な記録用。日記と手帳という感じですね。日記は苦手なので、何月何日にこれができたとか、1行くらい日付とコメントを書く欄が母子手帳にあるといいですね。

小学校に入ると、名前の由来とか自分のルーツを調べる宿題が多くなるんですよ。節目節目で必要となることを書く欄があるといいと思います。

あと、娘が高校生になるくらいまで使える母子手帳があるといいな。
6歳までは記録するところがあるんだけど、その後は記録するものがないんです。
いつ生理になったとか、成長に伴う身体の変化について記録するものがあるといいと思います。体の変化に伴う注意点をまとめた読み物もあるといいですね。例えば、生理になる兆候とか。私も全然知らなくて、母親が教えてくれたんですよ。

親と子で一緒につける手帳があるといいですね。私も最近になるまで、母親がやってくれていたことに全然気づいてなかったんです。母親と共同作業しなくちゃいけないものがあったら、そんなに反抗しなかったんじゃないかなって思うんです。

(4)母子手帳の後ろについている、育児のしおりは読みましたか?

検診で待ってるときに、このページを読んでおいてくださいって言われるので一通り読みましたね。
あと、自分の親と夫の親で違うことを言われて混乱したときに、母子手帳に従うようにしていました(笑)。育児書もまちまちだし、ネットを見るとさらにわからなくなるので、行政が出してるものだから大丈夫だと思って、基準として参照していました。

※育児のしおり
自治体によって異なりますが、妊娠中、産後の食事、出産後4カ月までの子どもの育て方、予防接種、応急手当、離乳食の作り方、働く女性のための出産育児に関する制度などが書かれています。

(5)母子手帳は紙と電子版どちらがいいですか?また、併用できるとしたら?

紙ですね!母子手帳って、愛されている記録だと思うんですよ。

子どもが自分は愛されてないかも・・・って思ってごねたときに、見せるんです。ほら、こんなに一生懸命記録してあるでしょって。そういうとき、ぱっと取り出してすぐ見せられたほうがいいし、わざわざ電源入れて・・・って感じにはならないと思うんですよね。

手書きで書いてあるのが、結構重要じゃないかと思っていて。ミルクをこぼした後とか。ぼろぼろがいいんじゃないかと思って。黄ばんだ感じとか。

でも、赤ちゃんのとき、予防接種を忘れて保健士さんにすごく怒られたことがあるんです(笑)。出産したとき、まだ学生だったので、行けないときは母に頼んでいたのですが、それもすっかり忘れてしまって。

今は、祖父母の手を借りて子育てする人も多いので、スケジュールを共有できるものがあると便利だと思います。私の母は63歳ですけど、ツイッターもブログもやっているし、携帯のメールも使いこなしているから、今の60代なら電子版でも大丈夫だと思います。

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