3分でわかる母子手帳

1. 母子手帳とは

正式名称は、「母子健康手帳」といいます。母子健康法に基づき、各市区町村や役場、保健センターに「妊娠届」を提出することで交付される仕組みです。

1. 母子手帳とは

2. 母子手帳の発祥地

ドイツの病院で取り入れられていた「Mutterpass(ドイツ語で母子手帳)」による妊産婦登録制度が起源です。1942年、厚生省の瀬木三郎が視察に訪れたドイツでMutterpassに感銘を受け、日本用に改善を加えたものを導入しました。

2. 母子手帳の発祥地

3. 母子手帳の役割

導入当時は「妊産婦手帳」と呼ばれ、妊産婦や乳児の高い死亡率の改善を目的に配布されていました。戦時中、これを所持していると、物資や食料が特別配給されることから、日本全国に一気に普及。7割の妊婦が取得したのです。この「妊産婦手帳」を用いて、世界で初めての妊産婦登録制度が発足。その後、「母子健康手帳」に改められました。現在では、母子の健康のためだけでなく、愛情の伝達や、親から子へと受け継ぐ儀式的な使われ方もしています。

3. 母子手帳の役割

4. 母子手帳の成果

母子手帳の成果は、日本の乳児死亡率に如実に現れています。1950年には開発途上国並みの出生1000人あたり60.1であったのが、2006年には先進国でもトップクラスとなる2.6まで低下しました。海外でも日本のものを参考に、母子手帳を開発・発行している国が増えています。

4. 母子手帳の成果

5. 母子手帳の様式

母子手帳の様式は厚生労働省令で定められており、大きく2つの部分に分けられます。ひとつは、必ず記載されなければならない「全国統一様式部分(必要記載事項)」。もうひとつは、各市区町村が各々の判断で記載内容を作成できる「任意記載事項」です。
「全国統一様式部分」には、「保護者・出生届証明」「妊婦の健康状態・職業」「妊娠中の経過」「出産の状態と産後の経過」「母親学級受講記録」「6歳までの健康診断記録」「乳幼児身体発達曲線」「予防接種の記録」などが含まれます。

5. 母子手帳の様式